国連環境計画(UNEP)、スウェーデン国際開発協力庁(SIDA)、東アジア海洋調整機関(COBSEA)の3者は9月10日、東南アジアでの海洋プラスチック問題に対応するため4年間の共同プロジェクトを始動させた。各国での廃棄物管理体制を強化し、海洋へのプラスチック流出を防止する。
東南アジアは、世界有数のプラスチック生産地域であり、安価なビニール袋は日常生活の中で大量に消費されている。一方、同地域のプラスチックごみの75%以上が適切に処理されておらず、大量に海洋プラスチックごみを発生させている。
今回のプロジェクトでは、UNEPとCOBSEAが協力し、地方、国、地域全体のレベルでのプラスチック流出や海洋プラスチックごみに関するデータを収集。科学的根拠に基づく政策や計画を立案を支援する。また政府だけでなく、研究機関や企業とも協働し、有害でリサイクルが難しいプラスチック製品の使用を削減し、ペットボトル等の高価値廃プラスチックを中心に回収やリサイクルを実現する方策を模索する。
今年はスウェーデンとタイの友好関係150週年に当たり、スウェーデン国際開発協力庁もプロジェクトの発足を後押し。資金も拠出することとなった。
【参照ページ】Sweden and UN Environment announce $6 million project to beat plastic pollution in Southeast Asia
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