英ESG投資運用大手Impax Asset Managementは10月12日、資産運用からの環境インパクトを測定した報告書「Impact@Impax 2017」を発行した。同社による環境インパクト報告書の発表は今年が初。海外のESG投資運用会社では、財務リターンとともに、環境や社会へのインパクトを定量測定する取り組みが進んできている。
報告書では、同社の主要運用商品である「Impax Environmental Markets」と「Impax Environmental Leaders」の双方を対象としインパクトを測定。Impax Environmental Marketsでは、1,000万米ドルの運用当たり、二酸化炭素排出量を6,260t削減、再生可能エネルギー2,370MWh発電、水消費削減・生成・還元量2,450kt、廃棄物削減量630t。Impax Environmental Leadersでは、1,000万米ドルの運用当たり、二酸化炭素排出量を280t削減、再生可能エネルギー1,790MWh発電、水消費削減・生成・還元量2,160kt、廃棄物削減量2,000t。大きな環境インパクトをもたらしたことがわかる。
同時に、29の環境・サブセクターに対する投資を、国連持続可能な開発目標(SDGs)の7つ目標への紐付を実施。各運用商品の7目標に対するエクスポージャーを定量的に示した。
報告書はEYが第三者保証を実施した。
【参照ページ】Impax Asset Management releases Environmental Impact Report
【報告書】Impact@Impax 2017
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら