米国アウディは8月6日、電気自動車オーナーのドライバー・エクスペリエンス向上および、自動車の生産、販売、運転における温室効果ガス排出量を削減に向けた包括的なプログラム、Audi energy®を開始すると発表した。同プログラムはアウディで初となるプラグインハイブリッドカー、the Audi A3 Sportback e-tronから開始される予定で、同モデルは2015年後半から米国内の一部の限定店舗で販売される予定だ。
同社はサステナビィリティの向上および温室効果ガス排出削減に向けて、Audi energyプログラムを通じて自動車オーナーに対して下記3つの特典を提示している。
- A-3tronの所有者に対し、Bosch Automobile Service Solutionsと共同開発した家庭用の快速かつ安全なLevel 2 Audi chargerを提供する
- A3 Sportback e-tron vehiclesによって生じる温室効果ガスは、3Degreesを通じてカルフォルニアとアフリカのカーボンオフセットを購入することで相殺される
- A3 Sportback e-tronの所有者は、オプションとして2015年にSunpower社から発売予定の最新の蓄電システムを含む家庭用太陽光発電システムに優先的にアクセスできるようになる
アウディの製品戦略ゼネラルマネージャーを務めるKillen氏は「The Audi A3 Sportback e-tronは所有者に対し、環境に配慮したドライバー・エクスペリエンスを提供できるだろう。Audi energyは持続可能な燃料によるドライブと、温室効果ガス排出量の少ない世界の実現に向けて次のステップに向かっていく。我々はこのAudi A3が今日の自動車業界の中で最も環境への配慮が網羅された提案の一つだと信じている」と述べた。
今回のAudi energy®プログラムの特徴は、自動車関連機器・システム大手のBoschやカーボンオフセット・再生可能エネルギークレジットプロバイダーの3Degrees、太陽光発電システム大手のSunpowerなど、他社との提携により顧客に対する付加価値を高めている点だ。単に環境に優しい電気自動車というだけではなく、環境配慮型の暮らしをしたい顧客に対して包括的なサービスを提供することで、アウディブランドへのローヤルティ向上につなげている。
【企業サイト】Audi USA
【参考サイト】Audi USA News
(※写真提供:Darren Brode / Shutterstock.com)
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら