ZOZOは8月6日、障害や病気のある人への服のお直しオンラインサービスを提供する「キヤスク」を運営するコワードローブと協働し、ファッションブランドに向けたインクルーシブウェアの受注生産「キヤスク with ZOZO」を創設したと発表した。
インクルーシブウェアとは、障害の有無や体型の違い、性別等に関係なく、誰もが便利に使える「インクルーシブデザイン」の考え方を取り入れた服のこと。ZOZOは今回、障害当事者は、障害の種類や程度により一人ひとり異なるファッションの悩みを抱えており、毎日着る服を選ぶ際には「着やすさ」を優先せざるを得ず、その結果として服の選択肢が限られてしまっていると現状の課題感を伝えた。
今回のスキームでは、ZOZOは、同社の受注生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO」を活用。Made by ZOZOでは、サプライチェーンをデジタル技術で一気通貫し、異なるデザインの商品を同時に生産できる。最低1着から生産し、最短10日で発送することが可能。サイズも最大56サイズから選択できる。
キヤスクは、障害当事者の服の悩みに応えるインクルーシブウェアの開発を担当。第一弾として、車椅子ユーザーの悩みに応えるパンツを開発した。着脱しやすくするために「腰から裾」または「腰から膝」まで開閉できるファスナーをパンツの両脇に取り付けた。また「床ずれ」が発生しにくいように、臀部には縫い目を作らない設計にした。「キヤスク with ZOZO」のアイテムは、ZOZOTOWNで受注後、最短14日で発送する。
【参照ページ】Made by ZOZOでブランドのインクルーシブウェア生産を支援 「キヤスク with ZOZO」8月10日に提供開始
【画像】ZOZO
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