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【国際】IRENA、海洋エネルギー技術に関する報告書を発表。投資フェーズ毎の政策を提示

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は3月、欧州NGOのOcean Energy Europe(OEE)と協働で、海洋エネルギーソリューションへの投資を促進するための報告書を発表した。資金調達機会の不足、市場の透明性の欠如等、繰り返し指摘される課題に対する解決策を提示した。

 今回の発表は、海洋エネルギーソリューションの市場拡大に必要な政策を提案したもの。世界の海洋エネルギーの発電量のポテンシャルは2050年までに350GWと予測されており、沿岸国等における再生可能エネルギーの普及、ブルーエコノミーの発展、新たな雇用の創出等が期待される。

 今回の報告書では、資金調達機会の不足、市場の透明性の欠如等の課題に対し、各ステークホルダーごとのアクションを提示。海洋エネルギーソリューションは現時点では投資リスクが高く、市場関係者のみでプロジェクトを展開することは不可能であり、政府による市場の可視化と明確な目標設定が必要だとした。

 具体的には、海洋エネルギーソリューションの投資フェーズを5つに分類。投資フェーズごとのアクションを提案した。研究開発及びプロトタイプの段階では、補助金の維持とステージゲートプログラムによるイノベーションの促進が有効とした。実証の段階では、複数の公的資本、民間資本を組み合わせパッケージ化したプロジェクトファイナンスの展開。商業化の段階では、民間投資家を集めるための収益支援の確保を提示。同時に、ライセンスに関する許認可のための手続きやタイムラインを合理化・短縮することの重要性も訴えた。

【参照ページ】Scaling up investments in ocean energy technologies

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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