インド製造業大手リライアンス・インダストリーズは6月24日、2035年までにカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を実現するため、3年間で再生可能エネルギー関連等のグリーンエコノミー事業に101億米ドル(約1兆円)を投資すると発表した。
同社は今後、6000億ルピー(約8,900億円)を当時、インドのジャムナガルに4つの「ギガファクトリー」を建設し、太陽光発電モジュール、蓄電バッテリー、燃料電池、グリーン水素を製造していく考え。さらに、再生可能エネルギーに関連するバリューチェーン企業に1,500億ルピー(約2,240億円)を投資し、ゼロエミッション事業の割合を上げにいく。現在インドでは、太陽光発電モジュールの5分の4を中国からの輸入に頼っている。
同社によると、2030年までに太陽光発電の設備容量を100GW以上にまで増強する考え。インド政府は2030年までに450GWの太陽光発電設備容量を目標としており、リライアンス・インダストリーズだけで5分の1を占める計算となる。
さらに同社は、グリーン水素と二酸化炭素を活用し、化成品、肥料、合成燃料(e-fuel)の生産も視野に入れている。
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