欧州飲料大手コカ・コーラ・ヨーロピアン・パートナーズ(CCEP)は5月4日、ドイツ市場で、2021年末までにペットボトルの約70%が再生プラスチック素材(rPET)となると発表した。最終的にはドイツ生産製品での再生素材比率を100%を目指す。
今回の発表では、同社飲料ブランド「ViO」「Fuze Tea」「Powerade」では、rPET100%を実現。その他のブランドでも、500ml、1.5l、2lのペットボトルを全てrPETへ切り替える。
また同社は、返却・再充填可能なペットボトルの製造にも継続的に投資する。2019年には、「コカコーラ・クラシック」「コカコーラ・ゼロ」「ViO」等で、再充填可能な1lペットボトルをドイツ市場に投入。2021年には、400mlペットボトルにも拡大予定。
同社は2021年、再生プラスチック素材の調達に、1,500万ユーロ(約19.6億円)を投じている。現状では、再生プラスチック素材やバージン素材と比べ割高で、食品適格性のある高品質素材の供給量も不足している。そのため同社は、蘭プラスチック・リサイクルCuRe Technologyへの出資等を通じ、リサイクル技術の開発を同時並行で進める。
【参考】【ヨーロッパ】コカ・コーラの西欧ボトラー、ペットボトル・リサイクルCuReに出資。高度な独自技術(2020年7月24日)
【参照ページ】Coca-Cola progresses on 100% recycled or renewable journey in Germany
【画像】Coca-Cola European Partners
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら