米カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は4月23日、同州の環境保護局地質エネルギー管理室(CalGEM)に対し、シェールオイルやシェールガス採掘に用いられる水圧破砕の新規ライセンス発行を2024年1月までに禁止する法規制の検討を指示した。また同州の大気資源局(CARB)に対し、州内での石油採掘を2045年までに段階的に廃止するためのロードマップを分析するよう指示した。
同州は、2045年までに、州内全体のカーボンニュートラルを実現する目標を掲げており、実現に向けた「スコーピング計画」を策定。今回の指示もその一環。水圧破砕による石油採掘は同州全体の石油採掘の2%程度。
CalGEMは今回の指示を受け、2024年前のライセンス発行に関しても、2014年に制定された州法に基づき、全米で最も厳格な審査基準を設定。さらに水圧破砕採掘現場での高い労働安全衛生基準の導入、廃油田の処理に関する財務余力基準の引上げ、ローレンス・リバモア国立研究所の専門家による独立審査の導入等を実施していく考え。
【参照ページ】Governor Newsom Takes Action to Phase Out Oil Extraction in California
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