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【日本】ヤマトHDとJAXA、将来の空中輸送機の空力形状開発に成功。2025年までの導入目指す

 ヤマトホールディングスと国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構12月18日、将来の空中輸送で、大型貨物ユニット「PUPA(ピューパ)8801」の空力形状を共同開発したと発表した。航空/陸上輸送間の切り替えを合理化し、荷役作業等の物流フロー全体の時間と作業の最適化する。

 ヤマトホールディングスは、航空輸送と陸上輸送それぞれの要求を同時に満たすため、航空輸送では物流電動垂直離着陸機としての高い空力形状が、陸上輸送では標準パレット等の既存の陸送ユニットと共存する直方体に近い形状が求められると背景を説明した。

 そのため、同社は、自社で行ってきた物流電動垂直離着陸システムに対する研究・開発の成果から導出した条件に基づき、貨物ユニットのコンセプトモデルを企画。JAXAはこのコンセプトモデルに対し、世界最速レベルの流体解析ツール「FaSTAR(ファスター)」をはじめ数値シミュレーション技術を用いた解析を実施し、航空技術の知見に基づいた検証と形状改善提案を行った。

 結果、他の流体解析ツールに比べて数倍~10倍程度高速なFaSTARを用いることで約4ヶ月という短期間で空陸両用のニーズを同時に満たす貨物ユニットの空力形状を開発し、成立性を実証したという。

 ヤマトホールディングスは、今後もシステム開発を続け、2020年代前半までのサービス導入を目指す。

【参照ページ】宇宙航空研究開発機構とヤマトホールディングスが空の新たな輸送モードの実現に向け連携
【画像】ヤマトホールディングス

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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