厚生労働省自殺対策推進室は11月10日、毎月発表している自殺者統計の10月末結果を発表した。自殺者は2,153人と前年同期比で39.9%増加した。日本での自殺者数は、2月から6月までは過去5年間の水準を大きく下回り大幅な減少を記録していたが、行動制限が緩和され、GO TOキャンペーンも開始された7月から増加基調に転じ、10月は急増した。
【参考】【日本】4月の自殺者数は大幅減少で過去5年で最少。自宅生活が奏功か。厚生労働省発表(2020年5月14日)
【参考】【日本】自殺者数、2月から6月まで過去5年で最少の水準。7月からは増加傾向(2020年9月18日)
今回の統計は、警察庁生活安全局が集計し、厚生労働省自殺対策推進室にデータを共有しているもの。今回の結果を受け厚生労働省は、新型コロナウイルス・パンデミックとの関係性について詳しく分析する方針。
警察庁発表の資料によると、10月以降大幅に自殺者数が増えている都道府県は、東京都、埼玉県、神奈川県、福岡県、愛知県等の大都市圏と、富山県、鳥取県、福島県、三重県、宮崎県等の地方部の双方。但し、長崎県、大分県、沖縄県、群馬県、福井県は前年同月比でマイナスとなった。
【参照ページ】警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移等
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