英プライベート・エクイティ(PE)Gore Street Capitalは今月末に、大規模のエネルギー貯蔵プロジェクトに特化した投資ファンドの設定を計画している。調達予定額は1億ポンド(約150億円)。ロンドン証券取引所に上場させる予定で、完了すると同証券取引所に上場する初のエネルギー貯蔵投資ファンドとなる。上場は2018年4月12日を予定し、12から18か月かけて案件に投資していく。
同ファンドはすでに、リチウムイオンバッテリーを中心に3つのエネルギー貯蔵プロジェクトに投資している。3つの投資先の合計設備容量は18MW。価値にして1,120万ポンド。使用されているバッテリーはNEC及びテス製。ニューヨークシャイアのBoulblyプロジェクト(6MWh)とエセックスのLower Roadプロジェクト(10MWh)は同ファンドが権益100%を保有。ウェールズの4MWhプロジェクトはファンドが権益49%を保有している。
同ファンドの目標利回りは、初年度3%、以降は7&。プロジェクトは主に英国で、Gore Street Capitalによると60以上の投資先候補をすでに見つけている。これらのプロジェクトの容量合計は1,340MW。1,077MWが英国、264MWが北米。戦略パートナーであるNECエナジーソリューションズと日本工営が1,400万ポンド、またGore Street Capitalのディレクターらが合計240万ポンド投資することが決定している。NECエナジーソリューションズは、NECが、2014年3月に中国万向集団グループからの買収した企業を基に米国マサチューセッツ州に設立したエネルギー貯蔵事業の完全子会社。
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