機関投資家向け自然資本データプロバイダーNatureAlphaは9月18日、新たな投資家向けツールとして「TNFDコア指標モジュール」と「生物多様性VaR(バリュー・アット・リスク)指標」を発表した。
【参考】【国際】TNFD、提言書最終発行。開示フレームワーク完成。TNFDアダプター募集開始(2023年9月20日)
NatureAlphaは現在、135以上の自然資本関連指標を提供。機関投資家のTNFD観点での分析をサポートしている。3月にはMSCIとの提携も発表した。
【参考】【国際】自然資本データ提供NatureAlpha、MSCIと提携。機関投資家にデータ展開。TNFDにも対応(2023年3月5日)
TNFDコア指標モジュールは、TNFDのコア・グローバル指標に対応しているとみられる。NatureAlphaの「自然・生物多様性分析」フレームワークに基づき、移行リスクの最小化、インパクトと依存の測定、物理的リスクの低減、ネイチャーポジティブ・パスウェイとの整合性の確保の4つに焦点を当てている。
生物多様性VaRは、投資ポートフォリオにおける生物多様性に関連するリスクと機会を測定するため定量評価データを提供。生物多様性インタクト、TNFDが推奨する移行シナリオ、科学文献から抽出したマテリアリティ・モデルを組み合わせ、シナリオを作成。地理データも踏まえ、企業毎のインサイトを提供するという。
【参照ページ】TNFD launch | NatureAlpha launches TNFD Core Metrics & Biodiversity VaR
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