国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)の国連持続可能な保険原則(PSI)は9月、損害保険と生命保険の双方で、保険事業でのネイチャーポジティブ実践ガイドを発行した。
同ガイドは、国連生物多様性条約の昆明-モントリオール生物多様性枠組みが、全ての関係者にアクションを求めていることを踏まえ、保険会社が保険事業として実践すべき内容をまとめたもの。目標C、目標D、ターゲット14、ターゲット15、ターゲット19の5つについて、保険との関連性を詳述した。
盛り込まれている保険ポテンシャルでは、違法・無報告・無規制(IUU)漁業、環境汚染賠償責任、プラスチック汚染、大規模水力発電プロジェクト、国連教育科学文化機関(UNESCO)世界遺産の保護、サンゴ礁やマングローブ林等の生態系保護等を列挙。いずれも保険会社に先行事例がある分野。
それ以外にも自然資本に関連する機会と潜在的な機会についての既存の分析結果も紹介。突き詰めて考えることで、保険会社にとって新たな成長分野になるとした。
【参照ページ】Nature-Positive Insurance: Evolving Thinking and Practices
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