米エネルギー省(DOE)所管のローレンス・バークレー国立研究所の先進バイオ燃料・バイオ製品プロセス開発ユニット(ABPDU)は6月22日、カリフォルニア州北部サンホアキン・バレーにバイオマニュファクチャリングのスケールアップ拠点を設立すると発表した。
ABPDUは、エネルギー省のバイオエネルギー技術局(BETO)から資金援助を受けているバイオプロセスのスケールアップ施設。過去10年以上の実績を持ち、エネルギー省は、ABPDUをバイオエコノミー分野の科学者やエンジニアを養成するリーダー的存在とみなしている。カリフォルニア大学バークレー校と提携し、バイオプロセス機器の実習コースも開発している。
今回の発表では、カリフォルニア大学マーセッド校とBEAM Circularが主導する「サーキュラー・バイオエコノミー・イノベーション・コラボラティブ(CBIOコラボラティブ)」が実施主体となる。ABPDUは、米国国立科学財団(NSF)の地域イノベーション・エンジン・プログラムを通じ、CBIOコラボラティブに100万米ドル(約1.4億円)を拠出。さらに、ABPDUの研究者が、技術アドバイザーにも就き、関係者との接続をサポートする。CBIOコラボラティブは、NSFからさらに申請書を送り、最大で1.6億米ドル(約230億円)の予算獲得に動いている。
米バイデン政権は2022年9月、国家バイオテクノロジー・バイオマニュファクチャリング・イニシアチブを発表。総額20億米ドル(約2,800億円)の助成金制度を発表していた。
【参考】【アメリカ】バイデン政権、5つの経済骨太方針発表。宇宙とバイオの新産業も積極支援(2022年9月17日)
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