世界保健機関(WHO)と医薬品規制調和国際会議(ICH)は6月27日、世界中の医薬品に関する情報データベースの構築で協働すると発表した。
今回の協働では、特に、WHO国際疾病分類(ICD-11)とICHのMedDRA(国際医薬用語集)を突合し、保険請求データベース、死亡率及び罹患率、臨床試験、観察研究等の有害事象および転帰の分析を一貫として行えるようにする。
ICD-11は、疾病と死因を記録、報告、分析、比較するための世界標準分類。ICD-11は、各国が主要な健康問題を特定し、優先順位をつけるために活用されている。特に効果的な公衆衛生政策の立案、影響測定、資源配分、治療改善、予防努力、臨床記録等をサポートしている。
一方、ICHのMedDRAは、ヒトが使用する医薬品の規制情報を国際的に共有しやすくするためにICHが開発した標準化医療用語集。同用語集は、医薬品の登録、文書化、安全性モニタリングに使用されており、製品の承認前の承認後の両方で活用されている。
【参照ページ】New collaboration between WHO International Classification of Diseases and MedDRA launched
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