アパレル世界大手パタゴニア、アパレル世界大手独プーマ、スポーツアパレル大手スイスOn、仏再生プラスチック・ベンチャーCarbiosの4社は7月6日、アパレル製品のサーキュラーエコノミー性を高める技術開発で2年間協働すると発表した。Carbiosが有する酵素を活用したケミカルリサイクル技術の導入を加速する。
4社は、飲料容器から繊維へのリサイクルが中心となっている従来のリサイクル技術では、国連持続可能な開発目標(SDGs)で掲げられている野心的な目標を部分的にしか達成できないと説明。他の容器・包装やアパレル繊維のプラスチックをリサイクルしていく必要があるとした。今後、包装・容器でのリサイクル規制が高まる中、原料としての廃ペットボトルは間もなく不足することが見通されているとした。
Carbiosが持つバイオケミカルリサイクル技術は、アパレル用で幅広く使用されているポリエステル繊維を、単独または他の繊維と一緒にリサイクルできる。ポリエステルは、年間生産量52tで、綿の23tを上回る。
4社は今後、アパレル製品リサイクル方法の研究、ポリエステル製品の回収・分別・解体技術の開発、繊維to繊維リサイクルやサーキュラーエコノミー・モデルに関するデータ収集等を進める。
【参照ページ】Carbios, On, Patagonia, PUMA and Salomon team up to advance circularity in the textile industry
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