投資運用世界大手独ドイチェ・アセット・マネジメント(DWS)は11月12日、ESG戦略の推進のため、取締役会の下にESG諮問委員会を発足すると発表した。同諮問委員会は、様々な分野で高い評価を得ている国際的なESG専門家で構成。DWSのCEO及び取締役会へ助言する。
ドイツの会社法は、企業側の代表者で占める取締役会と、労働者と株主側の代表者で構成する監査役会の二元制を規定しており、独特のコーポレートガバナンス体制が敷かれている。今回の諮問委員会は、取締役会側に設置された。
同諮問委員会には、気候変動対応を企業に求める欧州機関投資家団体IIGCCのピーター・ダムガード・ジェンセン会長、国際農業開発基金(IFAD)のマリー・ハガVP、ロンドン・ビジネス・スクールのイオアニス・イオアヌ教授、米アップルのリサ・P・ジャクソン環境・ポリシー・社会イニシアチブ担当副社長、国連グローバル・コンパクト(UNGC)創設者であり、ESGクオンツ運用会社英アラベスク・アセット・マネジメントの会長も務めるゲオルク・ケル氏、DWSのRoelfien Kuijpersグローバル・ESG・クライアント・オフィサーらが就任した。
ゲオルク・ケル氏とRoelfien Kuijpers氏は、同諮問委員会の共同代表を務める。
【参照ページ】DWS establishes ESG Advisory Board to elevate its holistic ESG strategy
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