米SASB(米国サステナビリティ会計基準審議会)は7月30日、SASBスタンダード策定の諮問委員会である「投資家アドバイザリーグループ(IAG)」に新たにアジア太平洋地域の機関投資家3機関を招聘したと発表した。SASBは、当初は米国内でのサステナビリティ報告スタンダードの確立をミッションとしていたが、近年グローバルでの報告スタンダード確立へとミッションを拡大している。
今回、同委員会に招聘されたのは、シンガポールのテマセク・インターナショナル、オーストラリアの企業年金基金Cbus、日本の第一生命保険。これで同グループの構成機関は57機関となった。運用資産総額は41兆米ドル(約4,400兆円)。日本の機関投資家の招聘は、ニッセイアセットマネジメントに続いて2社目となった。
SASBは、すでに欧州の機関投資家を多数招聘しており、今回の発表を含めて、12ヶ国の機関投資家が参加。機関の数は2016年の発足から2倍となった。
SASBによると、34ヶ国317社がSASBスタンダードを活用した報告を実施しており、他にも58ヶ国950社がSASBスタンダードを参照したと言及している。
【参照ページ】SASB Investor Advisory Group Expands Asia-Pacific Membership
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