製薬世界大手スイスのノバルティス子会社ジェネリック医薬品サンドは7月27日、同社のオーストリア・クントルでの抗生物質生産事業に対し、オーストリア政府が出資すると発表した。12月末に最終決定する。
共同投資計画では、サンドが、有効成分(APIs)や最終製剤(FDFs)の開発や導入等のため、今後5年間で1.5億ユーロ(約185億円)を投じる予定。オーストリア政府は、欧州における必要不可欠な薬の製造推進の一環として、5,000万ユーロ(約62億円)を投資もしくは投資アレンジをする見込み。
オーストラリア政府の資金は、クントルのペニシリン製剤向け有効成分(APIs)開発のための初期投資に、サンドの資金は今後10年間の欧州における有効成分(APIs)製造に用いる。抗生物質生産で中国が強大な価格競争力をつけてきており、今回の共同出資では官民が連携し、対外競争力を高めるために計画された。
【参照ページ】Sandoz announces plans for joint investment to help strengthen future of antibiotics manufacturing in Europe
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