英ギャンブル業界団体Betting and Gaming Council(BGC)は4月27日、新型コロナウイルス・パンデミック対策のため、ギャンブル業界のテレビ広告及びラジオ広告を自主的に禁止すると発表した。ギャンブル場に来場して感染することを防ぎ、オンライン・ギャンブルに嵌ることも防止する。
英国政府は3月20日、新型コロナウイルス・パンデミックで、ギャンブル施設の営業休止を命じている。
BGCは、ギャンブル業界の自主規制機関で、賭場やオンライン・ギャンブル関連企業の約90%が加盟している。加盟企業のテレビ・ラジオ広告予算は、英国でのギャンブル業界全体の50%を占める。非加盟事業者の大手は、英国政府が運営する国営宝くじ。
英ギャンブル業界はすでにテレビ広告費用を10%以上も減少。オンライン広告費用も著しく減らしているという。外出規制により英国ではオンライン・ギャンブルに殺到するという懸念もあったが、BGCによると業界団体のオンライン売上は60%も減少しているという。それでも今回、さらなる自主規制が必要と判断し、カジノ、スロット、ビンゴに関するテレビ・ラジオ広告を禁止することにした。加盟業界は5月7日までに禁止し、すでに発注している広告については、「安全ギャンブル推進」メッセージ広告や、慈善活動団体広告を流す。当面6月5日まで実施する。
BGCは、国営宝くじ等の非加盟事業者も、同様の方針を採用するよう促した。
【参照ページ】BGC members to remove TV and radio gaming advertising during COVID-19 lockdown
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