民泊プラットフォーム世界大手米Airbnbは12月5日、宿泊施設提供者(ホスト)、宿泊者(ゲスト)、周辺コミュニティを保護するためとして、3つの自主規制を発表した。パーティ会場としての使用制限や、勝手ゲストの禁止等を決めた。
同社のブライアン・チェスキーCEOは11月6日、同社サービスの社会的信用を高めるため、偽施設を撲滅するため宿泊施設の確認の100%徹底、偽施設が八カ国した場合の顧客への代替施設無償提供、24時間受付の地域住民からの通報ホットライン整備、リスクの高い宿泊者の把握を開始することを表明。信用を高めるための措置を包括的に打つ姿勢を示していた。
今回の自主規制は、その流れを汲むもの。まず、異常な騒音、事前にホストに伝えていない人の宿泊、勝手駐車、勝手喫煙、清潔問題の5つについて「ゲスト基準」を制定。違反が発覚した場合、初回はAirbnbからの警告とAirbnbの同基準についての受講の義務化。それ以降については、アカウント停止やアカウント削除を行う可能性があるとことを規定した。ゲスト基準は2020年前半に発効する。
パーティ会場の使用制限では、誰でも参加できる公開パーティと、マンション等の集合住宅での大規模パーティとしての活用は全面禁止する。また、ホストが許可していない勝手パーティも従来どおり禁止する。また、ホストが許可していたとしても、周辺コミュニティに頻繁に騒音を与える場合も禁止する。宿泊施設ルール(House Rule)が不十分なまま苦情が続くホストについては、Airbnbがアカウント停止や削除できるようにした。
また、自治体からの懸念に応えるため、市長や市役所からの連絡を受ける特別ホットラインも2020年に構築する。
【参照ページ】Trust Innovation Update: Protecting Hosts, Guests, and Communities
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