インド南部のタミル・ナードゥ州にあるチェンナイ高等裁判所は4月3日、中国の動画共有アプリTikTokのダウンロードを禁止するよう中央政府に暫定命令を出した。TikTokの投稿動画をテレビ等で放映することも禁止した。「ポルノ助長」が理由。同州のMuthu Kumar弁護士が裁判所に申し立てていた。TikTokは正式命令を待って、内部調査を行うとした。
同州の暫定命令では、未成年者に対し性的目的でコンタクトを取る事態が発生しうることや、自殺ゲーム「Blue Whale」等により青少年の自殺が発生していることも問題視した。
TikTokは、インドでは1億人以上がTikTokをダウンロードしている。10代から20代のユーザーが多い。インドネシアとバングラデシュもすでにTikTokのダウンロードが禁止されている。米国では、「児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)」が制定されている。同裁判所は、これら海外の事例を踏まえ、同様の規制が必要だとした。
[2019.04.19追記]
グーグルとアップルは4月17日までに、自社のアプリ販売サイトからTikTokを削除し、ダウンロードできないようにした。すでにダウンロードしているユーザーはそのまま使える。
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