サントリーホールディングスは6月11日、砂糖等の農産品の持続可能な調達を支援する国際団体VIVE、タイ製糖大手カセット・タイ・インターナショナル・シュガー(KTIS)と協働し、タイでサトウキビのリジェネラティブ農業を開始すると発表した。
VIVEは、砂糖、バガス、バイオエタノール、糖蜜、バイオ燃料等の生産・流通におけるトレーサビリティの確保や、環境・社会面に配慮した持続可能な調達プログラムを提供。SAIプラットフォームやFSA(Farm Sustainability Assessment)等の複数の認証をサポートし、第三者機関からの検証を受ける形で、持続可能なサプライチェーンの実現に向けた基準を設定している。参画企業は、コカ・コーラ・カンパニー、ネスレ、ハイネケン等、加工業者・製造業者を中心に80社以上。サントリーは2023年8月から日本企業として初めて、同団体に加盟している。
【参考】【日本】サントリーHD、VIVEに日本企業初加盟。持続可能な砂糖調達強化(2023年9月1日)
今回のアクションは、サントリーホールディングスが資金を提供し、VIVEとKTISとの共同で実施。省耕起栽培や有機肥料等を採用したリジェネラティブ農業により、サントリーのバリューチェーン上での排出量の約2割を占める農業由来の温室効果ガス排出量の削減を進める。
【参照ページ】再生農業の手法を用いたサトウキビ栽培をタイで開始
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