ソニーグループ傘下のソニーは4月18日、大型テレビで発泡スチロール製緩衝材の使用を、業界で初めて廃止すると発表した。対象商品は、香港・台湾向けの85型のMini LEDバックライト搭載の液晶テレビ「BRAVIA 9」。
同社は今回、発泡スチロールの代替としてカネカの生分解性バイオポリマー「Green Planet」を緩衝材に採用。同素材は、バイオマス由来で様々な環境下で生分解性を有し、土壌中に加え海水中でも分解されCO2と水に戻る。
Green Planetの採用に向けては、耐衝撃性を維持する設計と緩衝材の安定的な生産を両立する金型構造を実現。包装設計ノウハウとシミュレーション技術の活用により、緩衝材の形状をシンプル化や部品点数の削減等も行った。
ソニーグループは、2040年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル達成を目標として掲げており、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)からネットゼロ・スタンダードでの承認も取得済み。今回のアクションもその一環。
【参考】【日本】ソニー、SBTiネットゼロ基準承認。耐久消費財等大手で世界初。2040年カーボンニュートラル(2022年9月15日)
【参照ページ】業界初 大型テレビで発泡スチロールを使った梱包を廃止
【画像】ソニー
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