自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)は3月22日、エリザベス・マルマ・ムレマ氏が、国連事務次長補兼国連環境計画(UNEP)副事務局長の職務に専念するため、TNFD共同議長を退任すると発表。同時に8人のシニアアドバイザーを発表した。
TNFDは2021年6月の発足以来、ムレマ氏と、英ロンドン証券取引所グループ傘下のリフィニティブ元CEOのデービッド・クレイグ氏が共同議長を務めてきた。ムレマ氏は、国連生物多様性条約(CBD)事務局長として、CBD COP15で昆明-モントリオール生物多様性枠組みを採択することに成功している。今回の退任で、TNFDは新たな共同議長の選考プロセスに入る。
今回シニアアドバイザーに就任したのは、ムレマ氏と他の7人。
- アンドレ・ホフマン:ロシュ副会長、世界経済フォーラム理事、Capitals Coalition(資本連合)理事、Bチーム理事
- エリザベス・マルマ・ムレマ:国連事務次長補兼国連環境計画(UNEP)副事務局長
- アンドリュー・ミッチェル:グローバル・キャノピー創設者
- 水野弘道:Good Stewards Partners CEO、元年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)理事兼CIO
- ルーシー・ムレンケイ:生物多様性国際先住民フォーラム(IIFB)共同議長
- ポール・ポールマン:ユニリーバ元CEO
- カーティス・ラヴェネル:グラスゴー金融同盟(GFANZ)、TCFD、NZDPUシニア・アドバイザー
- リアン・マリ・トーマス:グリーン・ファイナンス研究所(GFI)CEO
- サイモン・ザデック:ネイチャーファイナンス共同CEO
【参照ページ】TNFD announces leadership changes and the appointment of a senior advisory group.
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