紙繊維パッケージのリサイクル率を90%以上に高めることを目指す国際イニシアチブ4evergreen Allianceは6月19日、繊維素材パッケージに関するサーキュラーエコノミー設計ガイドライン「サーキュラリティ・バイ・デザイン・ガイドライン」の第2版を発行。紙パック飲料のサーキュラーエコノミーに関する内容も盛り込んだ。
4evergreen Allianceは2022年3月、「サーキュラリティ・バイ・デザイン・ガイドライン」の初版を発行。標準的なリサイクル工場でリサイクルされる可能性のある繊維ベースのパッケージを対象に、設計や製造の関する材料や部材の製造工程への適合性評価ガイドラインとして策定された。
同団体は、すでに2024年に第3版を発行することを予定している。第3版では、浮遊脱墨工程と繊維ベース複合材包装(FBCP)専用工程が対象となる。また、別途、リサイクル性評価プロトコル「リサイカビリティ評価プロトコル」のベータ版も2022年12月に発行し、企業がセルフチェックできるツールも提供している。
【参考】【国際】紙容器リサイクル向上4evergreen、リサイクル性評価プロトコル発行。点数評価(2022年12月26日)
4evergreen Allianceは、2030年までに繊維系パッケージのリサイクル率を90%以上にすることを目標として掲げており、すでに加盟企業は100社を超えている。
【参照ページ】4evergreen alliance adds beverage packaging design guidance to its fibre-based circularity toolset
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら