韓国環境部は2月1日、韓国内の電気自動車(EV)と燃料電池自動車(FCV)の国内登録台数を2021年末までに30万台にまで増やす政策目標を発表した。ハイブリッド車(HV)は対象とはならない。
環境部は今回、2018年以降の排出総量の削減、カーボンニュートラル、グリーンニューディールの3つを掲げた。排出総量の削減では、2018年の総量のピーク年とし、2019年以降は純減を徹底。2030年の削減目標をBAU比37%減から総量で2017年比24.4%減に変更することを決めた。対応省庁としても、温室効果ガス包括情報センターの所管を国家コントロール室から環境省に、韓国二酸化炭素排出量取引制度の所管も法務局から環境省に移管する。
また、グリーン・ニューディールでは、自動車、都市計画、グリーンイノベーション等を掲げた。韓国では、電気自動車(EV)と燃料電池自動車(FCV)は「未来の車」と総称されており、現在、韓国の国土交通部に登録されている「未来の車」は、2020年12月で14.5万台。これを1年間で2倍以上にまで増やす。さらに2025年までにEVで113万台、FCVで20万台にまで増やす。EV充電器3万台、水素補充ステーション100台以上を新たに国内に設置。超高速充電器も同国として初めて43基を公費で設置し、企業による80基の設置を財政支援する。特に水素補充ステーションは、認可・許可特例、燃料費支援等の普及支援策を打つ。
未来の車の普及では、公用車については新車で80%以上、社用車でも2030年までに全車両を「未来の車」に切り替えるよう誘導する。他にも、2025年までに気候危機対応のために8プロジェクトに73.4兆ウォンを投資し、66万人分の雇用を創出する。グリーンイノベーションのスタートアップ支援では、「グリーン・スタートアップ・ベンチャー促進計画」をすでに発表済み。
【参照ページ】2021년 환경부 업무계획
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