ガラス世界大手仏サンゴバンは11月12日、2050年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を実現すると発表した。中間目標となる2030年目標では、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)から承認を得た。
今回発表の2030年目標では、スコープ1とスコープ2の二酸化炭素排出量を総量で2017年比33%削減。さらに関連性の高いスコープ3でも、2017年比16%削減する。また実現に向けた設備投資とR&Dで毎年1億ユーロ(約120億円)の予算を組む。内部カーボンプライスも、工業用投資では1t当たり30ユーロ、革新的技術へのR&D投資では同100ユーロと設定した。
また、報酬インセンティブでも、長期連動の割合を15%から20%へと引上げる。そのうち二酸化炭素排出量削減に関連する目標の割合も5%から10%へと引き上げる。
達成への方策では、センサーやデジタル化導入による省エネ、廃熱再利用、製品の軽量化、低炭素型素材やリサイクル素材への切替、エネルギー源の再生可能エネルギーやバイオガスへの切替、グリーン電力水素の活用等を掲げた。サプライヤーへの発注でも、二酸化炭素排出量を比較要件に盛り込むことも言及した。
【参照ページ】SAINT-GOBAIN SETS OUT ITS CO2 ROADMAP TOWARDS CARBON NEUTRALITY BY 2050
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