製品容器を回収し再利用に取り組む国際プロジェクト「Loop」は7月15日、英小売大手テスコと提携し、英国内で詰替用の食品・消費財販売Eコマースを開始した。ダノン等の食品大手企業が多数参画を表明している。
今回テスコとLoopが開設したEコマースサイトは、販売した製品の空き容器を回収し、メーカーで再度充填して製品を販売するという仕組み。従来の詰替販売では、詰替用のパッケージを販売する等していたが、サーキュラーエコノミーを目指すLoopは、製品容器を何度も再利用するモデルを開発した。空き容器の回収では、製品を再度注文された製品を届ける際に回収、回収のみの集荷予約、回収店舗での回収の3つから自由に都度選択できる。
今回、同スキームでの販売に参加した製品は、ハインツの「トマトケチャップ(標準サイズ)」、コカ・コーラの1Lペットボトルの「コカ・コーラ」「コカ・コーラ・ゼロ」、バイヤスドルフの「ニベア・メン」の100mlシェーブ・バーム、ダノンの450g瓶詰めヨーグルト等。他には、ビスケット、バター、水、ナッツ等がある。
Loopは、米国ではクローガー及びウォルグリーンと、カナダではLobwasと、フランスではカルフールと提携し同サービスを展開している。2021年には、ドイツ、オーストラリア、日本に対象地域を広げる予定。オーストラリアではウールワース、日本ではイオンと提携することが決定している。
【参考】【日本】イオン、製品容器再利用「Loop」参加。食品廃棄物半減10x20x30では食品大手21社と協働(2019年12月14日)
【参照ページ】Closing the Loop with reusable packaging
【参照ページ】Loop UK
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら