消費財世界大手米SCジョンソンは2月27日、主力ガラスクリーナー製品「Windex」で、海洋プラスチックごみをリサイクルした再生プラスチック原料のみを使用した容器を投入すると発表した。同社はすでにプラスチックごみからのリサイクル素材のみを用いたプラスチック容器を2015年から採用していたが、今回、海洋プラスチックごみ問題が深刻化していることを受け、海洋プラスチックごみに限定したリサイクルを実施することとした。
今回発表のリサイクル済容器は「Windex Vinegar Ocean Plastic」という名称を付けた。販促キャンペーン的に用いるのではなく、米国内の主要小売店で販売する商品には、常時にこの容器を用いた製品を投入する。年間の販売数は800万個を予定している。海洋プラスチックごみを用いた100%リサイクル容器を用いたガラスクリーナーは世界初だという。
同社はさらに、プラスチックごみを収集した個人に現金やモノを交換する取り組みを進める企業Plastic Bankが提供する「Social Plastic」を用いたリサイクル原料からWindexの容器を生産する取組も進めており、2019年後半に誕生する見込み。Social Plasticは、リサイクル市場を活性化することで、プラスチックごみ収集で整形を立てられるような市場を作り出そうとしている。現在、ハイチ、フィリピン、インドネシアで活動している。
【参照ページ】SC Johnson to Launch First-Ever 100% Recycled Ocean Plastic Bottle in a Major Home Cleaning Brand
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