金融世界大手米モルガン・スタンレーは8月24日、運用子会社モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント(MSIM)が、インフラ投資子会社モルガン・スタンレー・インフラストラクチャ・パートナーズ(MSIP)を通じ、米国での洋上風力発電開発で、米海運ソリューション大手クランリーと合弁会社「Crowley Wind Services Holdings」を設立したと発表した。
今回の合弁会社は、クラウンリーが設立したCrowley Wind Services Holdingsに対し、MSIMのプライベート・インフラストラクチャー・ファンドとして、MSIPが運用するファンドが株式の過半数を取得する形で発足。クランリーが事業を運営する。
同合弁会社は、米国の既存の港湾ターミナルに投資し、運営権を獲得。洋上風力発電事業者に長期リースする。港湾ターミナルは、風力発電機の製造、組立、保管までをサポートする。また、組立部品の輸送船も、1920年商船法(ジョーンズ法)に基づき、海運サービスを開発事業者に提供する。クラウンリーが海運に関する知見を、MSIPが財務に関する知見を提供する。
クラウリーは、非上場企業ながら、年間売上34億米ドル、世界中で従業員約7,000人を抱える。物流、海運、エネルギーロジスティクス、港湾施設運営等の事業を企業や政府を相手に手掛けている。
【参照ページ】Morgan Stanley Infrastructure Partners, Crowley Advance U.S. Wind Energy
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら