Degas(デガス)は6月30日、高品質なカーボンクレジットを普及させるJAHQCC(Japan Alliance for High Quality Carbon Credit:ジャック)を発足した。Degasが事務局を務める。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の三菱UFJ銀行、味の素、日本たばこ産業(JT)が創設メンバーとなった。
JAHQCCは、アフリカを中心とする新興国・発展途上国で、すでに欧米企業が積極的にプロジェクトを進めていることを受け、日本企業が高品質なカーボンクレジットを通じた環境・社会課題の解決を積極的に進めることができるようにすることをミッションとしている。特に農業でのカーボンクレジット創出を進める。
参画企業の年会費は300万円。中長期目標として、日本企業がLPとして参画するカーボンクレジットファンドの設立を目指す。2030年には二酸化炭素排出量3,000万tの除去、300万人の農家の所得向上を実現する。
JAHQCCは当面、3月にICVCMがCCPラベルの原則を策定したことを考慮しつつ、高品質なクレジットの組成する素地を固める。また、7月12日には、Sustainable Energy for All(SEforALL)、Global Energy Alliance for People and Planet(GEAPP)、ロックフェラー財団が組成した「アフリカ・カーボン・マーケッツ・イニシアチブ(ACMI)」とのパートナーシップ締結も発表した。
【参考】【国際】ICVCM、CCPラベルの原則、審査フレームワーク、審査手順公表。ボランタリークレジット(2023年4月18日)
[2023.6.17修正]
表現を一部修正した。
【参照ページ】高品質な炭素クレジットで気候変動および途上国の社会課題の解決と所得向上に貢献する、JAHQCC (Japan Alliance for High Quality Carbon Credit) を設立
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