一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン(ASSC;アスク)は、2020年1月22日(水)に「サプライチェーンにおいてどのように持続可能な大豆の調達を行うのか?」と題して東京でセミナーを開催いたします。
日本では、大豆は食材として豆腐、納豆、食用油など加工食品などに多く使用され、また醤油、味噌などの調味料の原料として使用されている馴染みの深い食材です。また大豆は、動物性食品の配合飼料にも含まれており、間接的にも我々の食に関係する食材となっています。
大豆は、これほど日本人の食と密接に関係がありますが、農水省の調査によると日本における大豆の自給率は7%(平成28年)となっており、それ以外の93%は輸入に頼っている状況です。しかしこの大豆生産が行われているサプライチェーンの最上流である国や地域では、環境破壊や人権侵害につながることが発生しているのをご存知でしょうか?
過去50年の間に大豆の全世界の生産量は10倍も増加し、特に南米ではこの10年弱で生産量が123%の増加となっています。この大豆栽培の急激な拡大は、広大な森林や草原が農地転換されたことを意味し、それにより生物多様性の減少、森林消失、生態系サービスの劣化などの環境への負の影響を与えているとされています。また大豆栽培に関連した土地の権利侵害、大豆農場での現代奴隷など強制労働の事例も報告されています。
そこで、今回、責任ある大豆生産の確保に取り組み、大豆のサプライチェーンのサステナビリティを推進し、大豆の認証規格を持つ「責任ある大豆生産のための円卓会議(RTRS:Roundtable on Responsible Soy Association)」のアルゼンチンからスピーカーとしてお招きして、大豆に関わる原材料調達についての世界的な問題やその取り組みについてお伝えさせていただきます。関連企業・団体の方は奮ってご参加ください。
1.日程:2020年1月22日(水)10:05-12:00(10:00開場)
2.場所:千代田区立日比谷図書文化館内 スタジオプラス(小ホール)
〒100-0012東京都千代田区日比谷公園1-4
3. スピーカー:
- 責任ある大豆生産のための円卓会議(RTRS:Roundtable on Responsible Soy Association)テクニカルユニットオフィサー、ダニエル・カジミエスキー氏
- 一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン、代表理事 下田屋毅
4. セミナー参加費 無料 (セミナー終了後に軽食をご用意しています)
5. 対象企業・組織:
- 大豆製品、また食品・食品以外の原材料として大豆を使用している企業(製品事例:醤油、味噌、豆腐、豆乳、納豆、食用油、マーガリン、大豆油、添加物、)
- 動物性食品(配合飼料に含まれる大豆)を製造している企業(製品事例:鶏肉製品、豚肉製品、牛肉製品、その他肉製品、養殖海産物製品、乳製品、卵製品)
- その他大豆製品(大豆が含まれる派生製品・大豆バイオディーゼル)を製造している企業
- 上記を輸入販売している商社、その他関係団体。
6. 研修についての詳細、またお申込みはこちらからお申込みをお願いいたします。
※Peatixからの申し込みができない場合には、info@g-assc.orgで承りますのでご連絡ください。
7.主催:一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン
8. お問い合わせ:info@g-assc.org
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