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【中国】カーギル、抗生物質なし鶏肉食品の販売開始。中国政府のトレーサビリティシステムも活用

 食品世界大手米カーギルは7月10日、中国の国家動物健康・食品安全創新連盟(CAFA)と協働し、抗生物質を使って飼育しない鶏肉食品「Sun Valley® Raised Without Antibiotics(RWA)」を、中国市場で販売すると発表した。トレーサビリティでは、CAFAが開発したブロックチェーン技術を活用したプラットフォームを用い、養鶏場から消費者までを管理する。

 CAFAは、中国農業農村部が設立した食品安全推進NGO。同NGOには、飼育、屠殺、食品加工、獣医学、飼料・設備、小売、ケータリング、Eコマース、検査、認証、コンサルティング等の食品関連企業や、中央・地方政府の科学研究所133機関が参画している。

 今回販売するのは、鶏肉をまるごとパッケージ販売する2商品(重さが異なる2種類)と、カットした商品の合計3種類。販売は、中国Eコマース大手Tmall(天猫)とJD.COMに設置されているカーギルの「Sun Valley」ブランドの店舗を通じて行う。消費者は、同商品のQRコードを読み込むことで、CAFAのプラットフォーム上の関連情報にアクセスでき、製造や環境、取得した認証、推奨レシピ等が確認できる。

 カーギルは、国際的なベストプラクティス及びグローバル基準に従い、同製品の安全性と品質を担保。中国の安徽省滁州市で製造する。今回の製品は、CAFAのプラットフォームの認知を広げる狙いもあり、同日にはカーギルとCAFAのは合同でのパネル・ディスカッション・セミナーを開催した。

【参照ページ】Cargill launches Sun Valley® "Raised Without Antibiotics” chicken products in China

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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