金融情報世界大手ブルームバーグは1月21日、「男女平等指数(GEI)」の2020年版構成銘柄を発表した。ブルームバーグは、2016年から金融機関世界大手を対象とした男女平等指数「ブルームバーグ金融サービス企業男女平等指数(BFGEI)」の発表を開始し、2018年からは全業界対象とする「ブルームバーグ男女平等指数(GEI)」を発表している。同指数は、自主応募で参加を表明した企業のうち、ジェンダー観点で一定基準を満たす企業が構成銘柄となる。
構成銘柄は、2019年の36ヵ国230社から今回42ヵ国325社に増加した。選ばれた企業は、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、HSBCホールディングス、BNPパリバ、クレディ・スイス、ING、DBS、バークレイズ、アクサ、アリアンツ、AVIVA、アメリカンエクスプレス、A.P. モラー・マースク、アストラゼネカ、コカ・コーラ・カンパニー、P&G、ユニリーバ、ディアジオ、ネスレ、ダノン、キャンベル・スープ、オートデスク、インテル、フォード、GM、SAP、アクセンチュア、デュポン、バイエル、チポトレ・メキシカン・グリル、シティ・デベロップメンツ、ウォルマート、GAP、インディテックス、ケリング、S&Pグローバル、香港証券取引所、シンガポール証券取引所、KB金融グループ、レノボ、ロレアル、マリオット・インターナショナル、マスターカード、PayPal、Uber等。
日本企業では、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友トラスト・ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、野村ホールディングス、大和ハウス工業、花王、NTTドコモ、新生銀行の10社。
GEIの評価対象は、時価総額10億米ドル以上の企業もしくは米国での上場企業。ブルームバーグが、Women’s World Banking、Catalyst、Working Mother Media等の専門NGOと協働で作成した社会調査票を基に企業が自主的に回答を行い、その回答をもとにブルームバーグが採点する。調査では、情報開示状況と開示内容の双方で評価され、男女の賃金平等といった社内視点だけでなく、サプライヤーの男女平等考慮、女性顧客の定着率など社外視点も含まれる。
【参照ページ】Bloomberg’s 2020 Gender-Equality Index Expands to Include 325 Public Companies Globally
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