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【アメリカ】米国プラスチック協定、問題の在るプラスチック製品リスト発表。全11品目

 米環境NGOのRecycling Partnershipと国際環境NGO世界自然保護基金(WWF)が運営を主導する米国イニシアチブ「U.S. Plastics Pact(米国プラスチック協定)」は1月25日、問題かつ不要と定義されるプラスチック製品リスト11品目を発表した。同イニシアチブは、プラスチックのサーキュラーエコノミー化に向けた2025年目標を2021年6月に発表していた。

【参考】 【アメリカ】米国プラスチック協定、サーキュラーエコノミー2025年目標設定。主要企業加盟

 同イニシアチブが掲げる2025年目標の1つに、「2021年までに問題または不要と定義される容器・包装のリストを作成し、2025年までに全廃」という目標があり、今回のアクションはその一環。今回のリストは、加盟機関である企業、NGO、政府機関100以上が作成に関与。同イニシアチブは、リストの品目を全廃するために、サーキュラーエコノミー型の代替手段に関するガイダンスを2025年までに作成する。

 対象となる11品目は、

  • U.S. Plastics Pactの定義に基づく再利用、リサイクル、堆肥化が不可能な商品付属食器類
  • U.S. Plastics Pactの定義に基づく再利用、リサイクル、堆肥化が不可能なマドラー
  • U.S. Plastics Pactの定義に基づく再利用、リサイクル、堆肥化が不可能なストロー
  • 製造工程で添加したパーフルオロアルキル物質およびポリフルオロアルキル物質(PFAS)
  • カーボンブラックのような検出不可能な顔料
  • 不透明または顔料を使用したPET(ポリエチレンテレフタレート)製ボトル(透明な青または緑を除く)
  • 酸化型生分解性添加剤
  • PETG(ポリエチレン・テレフタレート・グリコール)の硬質包装
  • APR Preferredガイダンスが指定する有害またはリサイクル不可能なラベル構造(接着剤、インク、PETG、PVC、PLA、紙等を含む
  • EPS(発泡ポリスチレン)を含むPS(ポリスチレン)
  • PVDC(ポリ塩化ビニリデン)を含むPVC(ポリ塩化ビニル)

 同リストは、プラスチック容器・包装にのみ適用され、医療用途で使用されるプラスチック(臨床、病院、および関連する実験室や研究室で使用されるもの)は含まれない。

 同イニシアチブが定義する「再利用可能」「リサイクル可能」「堆肥化可能」に関しては、該当基準も示した。以下いずれか1つ以上に該当すると忌避対象となる。

  • 製造過程、リサイクル過程、堆肥化過程で、人体や環境に重大なリスクをもたらしうる有害化学物質(予防原則の適用)
  • 実用性を維持しつつ、回避または再利用モデルに置き換えられるもの。
  • 他の品目のリサイクル性または堆肥性を阻害または妨害するもの
  • ゴミとして捨てられる可能性が高い、あるいは自然環境に残る可能性が高いもの

 同イニシアチブは、今後も追加品目の調査を行っていく予定。

【参照ページ】U.S. Plastics Pact Brings Together Leading Brands and Materials Manufacturers to Seek Solutions to “Problematic and Unnecessary” Material

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 米環境NGOのRecycling Partnershipと国際環境NGO世界自然保護基金(WWF)が運営を主導する米国イニシアチブ「U.S. Plastics Pact(米国プラスチック協定)」は1月25日、問題かつ不要と定義されるプラスチック製品リスト11品目を発表した。同イニシアチブは、プラスチックのサーキュラーエコノミー化に向けた2025年目標を2021年6月に発表していた。

【参考】 【アメリカ】米国プラスチック協定、サーキュラーエコノミー2025年目標設定。主要企業加盟

 同イニシアチブが掲げる2025年目標の1つに、

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 米環境NGOのRecycling Partnershipと国際環境NGO世界自然保護基金(WWF)が運営を主導する米国イニシアチブ「U.S. Plastics Pact(米国プラスチック協定)」は1月25日、問題かつ不要と定義されるプラスチック製品リスト11品目を発表した。同イニシアチブは、プラスチックのサーキュラーエコノミー化に向けた2025年目標を2021年6月に発表していた。

【参考】 【アメリカ】米国プラスチック協定、サーキュラーエコノミー2025年目標設定。主要企業加盟

 同イニシアチブが掲げる2025年目標の1つに、

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 米環境NGOのRecycling Partnershipと国際環境NGO世界自然保護基金(WWF)が運営を主導する米国イニシアチブ「U.S. Plastics Pact(米国プラスチック協定)」は1月25日、問題かつ不要と定義されるプラスチック製品リスト11品目を発表した。同イニシアチブは、プラスチックのサーキュラーエコノミー化に向けた2025年目標を2021年6月に発表していた。

【参考】 【アメリカ】米国プラスチック協定、サーキュラーエコノミー2025年目標設定。主要企業加盟

 同イニシアチブが掲げる2025年目標の1つに、「2021年までに問題または不要と定義される容器・包装のリストを作成し、2025年までに全廃」という目標があり、今回のアクションはその一環。今回のリストは、加盟機関である企業、NGO、政府機関100以上が作成に関与。同イニシアチブは、リストの品目を全廃するために、サーキュラーエコノミー型の代替手段に関するガイダンスを2025年までに作成する。

 対象となる11品目は、

  • U.S. Plastics Pactの定義に基づく再利用、リサイクル、堆肥化が不可能な商品付属食器類
  • U.S. Plastics Pactの定義に基づく再利用、リサイクル、堆肥化が不可能なマドラー
  • U.S. Plastics Pactの定義に基づく再利用、リサイクル、堆肥化が不可能なストロー
  • 製造工程で添加したパーフルオロアルキル物質およびポリフルオロアルキル物質(PFAS)
  • カーボンブラックのような検出不可能な顔料
  • 不透明または顔料を使用したPET(ポリエチレンテレフタレート)製ボトル(透明な青または緑を除く)
  • 酸化型生分解性添加剤
  • PETG(ポリエチレン・テレフタレート・グリコール)の硬質包装
  • APR Preferredガイダンスが指定する有害またはリサイクル不可能なラベル構造(接着剤、インク、PETG、PVC、PLA、紙等を含む
  • EPS(発泡ポリスチレン)を含むPS(ポリスチレン)
  • PVDC(ポリ塩化ビニリデン)を含むPVC(ポリ塩化ビニル)

 同リストは、プラスチック容器・包装にのみ適用され、医療用途で使用されるプラスチック(臨床、病院、および関連する実験室や研究室で使用されるもの)は含まれない。

 同イニシアチブが定義する「再利用可能」「リサイクル可能」「堆肥化可能」に関しては、該当基準も示した。以下いずれか1つ以上に該当すると忌避対象となる。

  • 製造過程、リサイクル過程、堆肥化過程で、人体や環境に重大なリスクをもたらしうる有害化学物質(予防原則の適用)
  • 実用性を維持しつつ、回避または再利用モデルに置き換えられるもの。
  • 他の品目のリサイクル性または堆肥性を阻害または妨害するもの
  • ゴミとして捨てられる可能性が高い、あるいは自然環境に残る可能性が高いもの

 同イニシアチブは、今後も追加品目の調査を行っていく予定。

【参照ページ】U.S. Plastics Pact Brings Together Leading Brands and Materials Manufacturers to Seek Solutions to “Problematic and Unnecessary” Material

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