石油化学世界大手サウジ基礎産業公社（SABIC）は10月17日、チョコレート世界大手米マース及び独リサイクルサービスLandbell等と協働し、ケミカルリサイクル・プロジェクトを展開すると発表した。廃プラスチックを回収し、SABICのサーキュラーエコノミー型素材ブランド「TRUCIRCLE」の再生ポリプロピレン（PP）としてリサイクル。マースの健康スナック菓子「KIND」の包装の原料として活用する。
今回の協働では、まずLandbellが廃混合プラスチックを回収。同社と独廃棄物処理Hündgen Entsorgungの協働で、廃混合プラスチックを分別し、英ケミカルリサイクル技術大手Plastic Energyに供給する。Plastic Energyは、同社嫌気性熱分解（TAC）型の廃プラスチック・ケミカルリサイクル技術により、熱分解油に還元。SABICが熱分解油から、再生ポリプロピレン（PP）を生成し、米包装製造Taghleef Industriesで二軸延伸PP（BOPP）の製造に活用する。ISCC PLUS認証も取得した。その後、イタリア包装製造SITは、二軸延伸PP（BOPP）を原料とし、菓子包装を製造。サーキュラーエコノミー型包装として、マースへ供給される。
マースはすでに、同社ペットフードブランド「SHEBA」の一部包装にSABICの「TRUCIRCLE」を採用済み。同実証を経て、今回のKINDを含む同社他ブランドの包装へも活用を拡大する。
【参考】【国際】SABICの再生プラ素材、マース、オルクラ、シュワルツが相次いで採用発表。勢い加速（2020年11月16日）
さらにSABICは10月17日、使い捨ての吸収性特殊フィルム向けにもTRUCIRCLEの販売を強化すると発表。衛生用品向けプラスチック製造独大手Plastikグループ及びチェコ衛生用品製造Drylock Technologiesと協働する。今後、生理用品、パンティライナー、タオル、おむつ等の吸収性衛生用品での採用を拡大していく考え。
【参照ページ】MARS, SABIC AND LANDBELL PARTNER IN CLOSED LOOP INITIATIVE FOR KIND® SNACK BAR PACKAGING BASED ON CERTIFIED CIRCULAR PP
【参照ページ】SABIC, DRYLOCK AND PLASTIK GROUP PARTNER FOR ABSORBENT HYGIENE APPLICATIONS WITH CIRCULAR CERTIFIED POLYMERS
【画像】SABIC
ここから先は登録ユーザー限定のコンテンツとなります。ログインまたはユーザー登録を行って下さい。
石油化学世界大手サウジ基礎産業公社（SABIC）は10月17日、チョコレート世界大手米マース及び独リサイクルサービスLandbell等と協働し、ケミカルリサイクル・プロジェクトを展開すると発表した。廃プラスチックを回収し、SABICのサーキュラーエコノミー型素材ブランド「TRUCIRCLE」の再生ポリプロピレン（PP）としてリサイクル。マースの健康スナック菓子「KIND」の包装の原料として活用する。
今回の協働では、
ここから先は登録ユーザー限定のコンテンツとなります。ログインまたはユーザー登録を行って下さい。
石油化学世界大手サウジ基礎産業公社（SABIC）は10月17日、チョコレート世界大手米マース及び独リサイクルサービスLandbell等と協働し、ケミカルリサイクル・プロジェクトを展開すると発表した。廃プラスチックを回収し、SABICのサーキュラーエコノミー型素材ブランド「TRUCIRCLE」の再生ポリプロピレン（PP）としてリサイクル。マースの健康スナック菓子「KIND」の包装の原料として活用する。
今回の協働では、
ここから先は登録ユーザー限定のコンテンツとなります。ログインまたはユーザー登録を行って下さい。
ここから先は有料登録会員限定のコンテンツとなります。有料登録会員へのアップグレードを行って下さい。
石油化学世界大手サウジ基礎産業公社（SABIC）は10月17日、チョコレート世界大手米マース及び独リサイクルサービスLandbell等と協働し、ケミカルリサイクル・プロジェクトを展開すると発表した。廃プラスチックを回収し、SABICのサーキュラーエコノミー型素材ブランド「TRUCIRCLE」の再生ポリプロピレン（PP）としてリサイクル。マースの健康スナック菓子「KIND」の包装の原料として活用する。
今回の協働では、まずLandbellが廃混合プラスチックを回収。同社と独廃棄物処理Hündgen Entsorgungの協働で、廃混合プラスチックを分別し、英ケミカルリサイクル技術大手Plastic Energyに供給する。Plastic Energyは、同社嫌気性熱分解（TAC）型の廃プラスチック・ケミカルリサイクル技術により、熱分解油に還元。SABICが熱分解油から、再生ポリプロピレン（PP）を生成し、米包装製造Taghleef Industriesで二軸延伸PP（BOPP）の製造に活用する。ISCC PLUS認証も取得した。その後、イタリア包装製造SITは、二軸延伸PP（BOPP）を原料とし、菓子包装を製造。サーキュラーエコノミー型包装として、マースへ供給される。
マースはすでに、同社ペットフードブランド「SHEBA」の一部包装にSABICの「TRUCIRCLE」を採用済み。同実証を経て、今回のKINDを含む同社他ブランドの包装へも活用を拡大する。
【参考】【国際】SABICの再生プラ素材、マース、オルクラ、シュワルツが相次いで採用発表。勢い加速（2020年11月16日）
さらにSABICは10月17日、使い捨ての吸収性特殊フィルム向けにもTRUCIRCLEの販売を強化すると発表。衛生用品向けプラスチック製造独大手Plastikグループ及びチェコ衛生用品製造Drylock Technologiesと協働する。今後、生理用品、パンティライナー、タオル、おむつ等の吸収性衛生用品での採用を拡大していく考え。
【参照ページ】MARS, SABIC AND LANDBELL PARTNER IN CLOSED LOOP INITIATIVE FOR KIND® SNACK BAR PACKAGING BASED ON CERTIFIED CIRCULAR PP
【参照ページ】SABIC, DRYLOCK AND PLASTIK GROUP PARTNER FOR ABSORBENT HYGIENE APPLICATIONS WITH CIRCULAR CERTIFIED POLYMERS
【画像】SABIC
ここから先は登録ユーザー限定のコンテンツとなります。ログインまたはユーザー登録を行って下さい。