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【アメリカ】アップル、iPhone SEにカーボンニュートラル型アルミ調達。イノベーション加速

 米アップルは3月24日、2016年以降3回発行してきたグリーンボンドの資金使途として、カーボンニュートラル型のアルミニウム調達を進めていることを明らかにした。iPhone SEに使用する予定。

 同社の過去3回のグリーンボンド発行額は、47億米ドル(約5,800億円)。同社は2030年までのスコープ3を含むカーボンニュートラル達成を目標として、素材転換もその一環。

 同社が調達を進めているカーボンニュートラル型アルミニウムは、リオ・ティントと米アルミニウム製造アルコアの合弁会社エリシス製。製造技術で大規模なイノベーションを起こし、精錬工程でスコープ1の二酸化炭素をゼロにできている。すでにR&D段階から量産段階に入っている。スコープ2でも、カナダの水力発電を利用。

【参考】【カナダ】リオ・ティント、脱炭素アルミニウム製造技術開発が順調。2022年精錬電解槽建設(2021年11月25日)

 アップルは、エリシスの調達を率先している進めることで、エリシスの事業拡大そのものを支援している。2019年には、エリシスが最初に製造したアルミニウムの商用バッチを購入し、16インチMacBook Proの製造に使用。今回も大規模生産での最初の購入顧客となった。その他のアルミニウム調達でも、iPad Airを含むiPadラインナップの全モデル、最新のMacBook Pro、MacBook Air、Mac mini、Apple Watchは、筐体に100%再生アルミニウムを使用している。

 同社の発行したグルーンボンドのうち2016年と2017年の発行分は、すでに資金を充当済み。2019年発行分でも、すでに50のプロジェクトに充当してきた。二酸化炭素の削減もしくは固定効果は288万3,000t。再生可能エネルギー発電の他、デンマークのヴィボーにあるデータセンターでは余熱を活用したインフラ構築も進めている。

【参照ページ】Appleによる47億ドルのグリーンボンドが革新的なグリーンテクノロジーをサポート

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 米アップルは3月24日、2016年以降3回発行してきたグリーンボンドの資金使途として、カーボンニュートラル型のアルミニウム調達を進めていることを明らかにした。iPhone SEに使用する予定。

 同社の過去3回のグリーンボンド発行額は、

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 米アップルは3月24日、2016年以降3回発行してきたグリーンボンドの資金使途として、カーボンニュートラル型のアルミニウム調達を進めていることを明らかにした。iPhone SEに使用する予定。

 同社の過去3回のグリーンボンド発行額は、

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 米アップルは3月24日、2016年以降3回発行してきたグリーンボンドの資金使途として、カーボンニュートラル型のアルミニウム調達を進めていることを明らかにした。iPhone SEに使用する予定。

 同社の過去3回のグリーンボンド発行額は、47億米ドル(約5,800億円)。同社は2030年までのスコープ3を含むカーボンニュートラル達成を目標として、素材転換もその一環。

 同社が調達を進めているカーボンニュートラル型アルミニウムは、リオ・ティントと米アルミニウム製造アルコアの合弁会社エリシス製。製造技術で大規模なイノベーションを起こし、精錬工程でスコープ1の二酸化炭素をゼロにできている。すでにR&D段階から量産段階に入っている。スコープ2でも、カナダの水力発電を利用。

【参考】【カナダ】リオ・ティント、脱炭素アルミニウム製造技術開発が順調。2022年精錬電解槽建設(2021年11月25日)

 アップルは、エリシスの調達を率先している進めることで、エリシスの事業拡大そのものを支援している。2019年には、エリシスが最初に製造したアルミニウムの商用バッチを購入し、16インチMacBook Proの製造に使用。今回も大規模生産での最初の購入顧客となった。その他のアルミニウム調達でも、iPad Airを含むiPadラインナップの全モデル、最新のMacBook Pro、MacBook Air、Mac mini、Apple Watchは、筐体に100%再生アルミニウムを使用している。

 同社の発行したグルーンボンドのうち2016年と2017年の発行分は、すでに資金を充当済み。2019年発行分でも、すでに50のプロジェクトに充当してきた。二酸化炭素の削減もしくは固定効果は288万3,000t。再生可能エネルギー発電の他、デンマークのヴィボーにあるデータセンターでは余熱を活用したインフラ構築も進めている。

【参照ページ】Appleによる47億ドルのグリーンボンドが革新的なグリーンテクノロジーをサポート

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