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【ヨーロッパ】ボーダフォン、IoTセンサー連携の農業アプリ実証開始。端末リサイクル・再販強化も

 英通信大手ボーダフォン子会社はボーダフォン・ビジネス2月24日、欧州の農家に対し、農業IoTセンサーと連携するモバイルアプリを提供し、欧州全体の農業デジタル化を加速させるサービス「MyFarmWeb」の実証運用を開始すると発表した。

 同サービスはすでに、米国、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドの農家7,200世帯で展開済み。今回の実証は、ドイツ、アイルランド、イタリア、スペインの農場5ヵ所で行う。

 MyFarmWebは、農業用IoTセンサー等から収集した情報を、農家が記録、可視化、閲覧できるようにするクラウドベースのプラットフォーム。土壌や作物の健康状態の改善、水の有効利用、肥料や農薬の精密散布に関する意思決定を支援する。これにより、農場の生産性向上と農法の最適化が進められ、二酸化炭素排出量が削減できる。

 また同社は2月23日、仏スマートフォン再販売リコマースと協働し、使用済みスマートフォンの下取り、修理サービス、リサイクル、再利用を促進すると発表した。

 さらにドイツ、ポルトガル、スペインで展開している固定回線ルーター及び、テレビのセットトップボックスの修理、再利用サービスを、他の市場へも拡大する予定だという。販売終了で過剰在庫となったアンテナ等の大型電機の再販売・再利用や、下取り・買取り・修理サービスも提供する。

 同社は、2025年までに同社ネットワーク関連の廃棄物を100%再利用、リセール、リサイクルを目標としている。また気候変動では、2030年までにスコープ1、スコープ2で、2040年までにスコープ3含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を目標としている。同目標は、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)の承認も獲得。今回のアクションもその一環。

 さらに同社は、業界での連携も強化している。2021年3月には、電気電子業界でのサーキュラーエコノミー推進イニシアチブ「サーキュラー・エレクトロニクス・パートナーシップ(CEP)」に加盟。5月には、ドイツテレコム、オレンジ、テレフォニカ、テリアと協働し、スマートフォンおよびフィーチャーフォンのエコ格付けラベルの付与を発表。消費者に対し、各端末のサステナビリティ評価の開示を進めている。

【参考】 【ヨーロッパ】ボーダフォン、欧州事業で100%再エネ転換。サーキュラーエコノミーでも(2021年6月26日)

【参照ページ】Vodafone Business to accelerate sustainable agriculture in Europe with MyFarmWeb
【参照ページ】Vodafone announces circular economy plan to extend life of mobile phones and increase reuse and recycling
【画像】Vodafone

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 英通信大手ボーダフォン子会社はボーダフォン・ビジネス2月24日、欧州の農家に対し、農業IoTセンサーと連携するモバイルアプリを提供し、欧州全体の農業デジタル化を加速させるサービス「MyFarmWeb」の実証運用を開始すると発表した。

 同サービスはすでに、

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 英通信大手ボーダフォン子会社はボーダフォン・ビジネス2月24日、欧州の農家に対し、農業IoTセンサーと連携するモバイルアプリを提供し、欧州全体の農業デジタル化を加速させるサービス「MyFarmWeb」の実証運用を開始すると発表した。

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 同サービスはすでに、米国、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドの農家7,200世帯で展開済み。今回の実証は、ドイツ、アイルランド、イタリア、スペインの農場5ヵ所で行う。

 MyFarmWebは、農業用IoTセンサー等から収集した情報を、農家が記録、可視化、閲覧できるようにするクラウドベースのプラットフォーム。土壌や作物の健康状態の改善、水の有効利用、肥料や農薬の精密散布に関する意思決定を支援する。これにより、農場の生産性向上と農法の最適化が進められ、二酸化炭素排出量が削減できる。

 また同社は2月23日、仏スマートフォン再販売リコマースと協働し、使用済みスマートフォンの下取り、修理サービス、リサイクル、再利用を促進すると発表した。

 さらにドイツ、ポルトガル、スペインで展開している固定回線ルーター及び、テレビのセットトップボックスの修理、再利用サービスを、他の市場へも拡大する予定だという。販売終了で過剰在庫となったアンテナ等の大型電機の再販売・再利用や、下取り・買取り・修理サービスも提供する。

 同社は、2025年までに同社ネットワーク関連の廃棄物を100%再利用、リセール、リサイクルを目標としている。また気候変動では、2030年までにスコープ1、スコープ2で、2040年までにスコープ3含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を目標としている。同目標は、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)の承認も獲得。今回のアクションもその一環。

 さらに同社は、業界での連携も強化している。2021年3月には、電気電子業界でのサーキュラーエコノミー推進イニシアチブ「サーキュラー・エレクトロニクス・パートナーシップ(CEP)」に加盟。5月には、ドイツテレコム、オレンジ、テレフォニカ、テリアと協働し、スマートフォンおよびフィーチャーフォンのエコ格付けラベルの付与を発表。消費者に対し、各端末のサステナビリティ評価の開示を進めている。

【参考】 【ヨーロッパ】ボーダフォン、欧州事業で100%再エネ転換。サーキュラーエコノミーでも(2021年6月26日)

【参照ページ】Vodafone Business to accelerate sustainable agriculture in Europe with MyFarmWeb
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