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【アメリカ】スターバックス、2016年度サステナビリティ報告書発表。長期目標を上方修正

 コーヒーチェーン世界大手米スターバックスは4月24日、同社の2016年度(2015年9月28日から2016年10月2日まで)のサステナビリティ報告書「2016 Global Social Impact Report」を発表した。同社のサステナビリティ報告書発行は2002年に開始。今回が16回目。昨年までは「Global Responsibility Report」と呼んでいたが、今年から「Global Social Impact Report」に名称を変えた。今年の報告書では、同社が掲げた来た2020年目標の内容を改訂し、さらに高い目標を掲げたことを公表した。

 スターバックスは、経営戦略の中にサステナビリティを統合させていることで有名な米国企業。昨年、米国でサステナビリティ社債(使途をサステナビリティ目的に限定する社債)を540億円発行したのに続き、今年3月には日本でも同様の社債を850億円発行したことでも知られている。同社はコーヒー豆の調達で同社の環境・社会基準を設定し、調達オペレーションの改善に取り組んできたが遵守率はすでに99%にまで達した。同じく取り組んできた再生可能エネルギー比率の向上では、グリーン電力証書の購入を進め、2016年に消費電力に対する証書購入率の割合が100%に達した。今後は、グリーン電力証書ではなく、再生可能エネルギー電源そのものの開発を展開していくことを決めた。

 今回発表されている報告書は、「コーヒー豆の調達」については、同社の世界全体についての内容だが、それ以外の項目は主に米国とカナダでのオペレーションを対象としている。

スターバックスの長期サステナビリティ目標

コーヒー豆の調達

テーマ 目標年 目標数 2016年実績
持続可能な豆の調達 2020 100% 99%
農家への木の寄付 2025 1億本 900万本
「Global Farmar Fund」を通じた農家への融資額 2020 5,000万米ドル 2,130万米ドル
農家向けトレーニング実施(新目標) 2020 20万人

店舗の環境改善

テーマ 目標年 目標数 2016年実績
LEED認証取得店舗数 2025 10,000 1,000
同社の環境プログラム修了従業員数 2025 10,000 1,120
飲料カップのリサイクル素材含有率(新目標) 2020 20% 10%
再生可能エネルギープロジェクトへの投資(新目標) 2020

雇用・従業員

テーマ 目標年 目標数 2016年実績
退役軍人や軍人配偶者の雇用数 2025 25,000 7,745
同社の学位取得プログラム修了従業員数 2020 25,000 400
若年社会的弱者の雇用数 2020 100,000 32,096
難民の雇用数(新目標) 2020 10,000

その他

テーマ 目標年 目標数 2016年実績
食品リサイクル率(新目標) 2020 100%
地域社会サービス参加店舗数(新目標) 2020 100%

【参照ページ】How Starbucks Plans to Make an Impact by 2020 and Beyond
【報告書】2016 Global Social Impact Report

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 コーヒーチェーン世界大手米スターバックスは4月24日、同社の2016年度(2015年9月28日から2016年10月2日まで)のサステナビリティ報告書「2016 Global Social Impact Report」を発表した。同社のサステナビリティ報告書発行は2002年に開始。今回が16回目。昨年までは「Global Responsibility Report」と呼んでいたが、今年から「Global Social Impact Report」に名称を変えた。今年の報告書では、同社が掲げた来た2020年目標の内容を改訂し、さらに高い目標を掲げたことを公表した。

 スターバックスは、経営戦略の中にサステナビリティを統合させていることで有名な米国企業。昨年、米国でサステナビリティ社債(使途をサステナビリティ目的に限定する社債)を540億円発行したのに続き、

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 コーヒーチェーン世界大手米スターバックスは4月24日、同社の2016年度(2015年9月28日から2016年10月2日まで)のサステナビリティ報告書「2016 Global Social Impact Report」を発表した。同社のサステナビリティ報告書発行は2002年に開始。今回が16回目。昨年までは「Global Responsibility Report」と呼んでいたが、今年から「Global Social Impact Report」に名称を変えた。今年の報告書では、同社が掲げた来た2020年目標の内容を改訂し、さらに高い目標を掲げたことを公表した。

 スターバックスは、経営戦略の中にサステナビリティを統合させていることで有名な米国企業。昨年、米国でサステナビリティ社債(使途をサステナビリティ目的に限定する社債)を540億円発行したのに続き、

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 コーヒーチェーン世界大手米スターバックスは4月24日、同社の2016年度(2015年9月28日から2016年10月2日まで)のサステナビリティ報告書「2016 Global Social Impact Report」を発表した。同社のサステナビリティ報告書発行は2002年に開始。今回が16回目。昨年までは「Global Responsibility Report」と呼んでいたが、今年から「Global Social Impact Report」に名称を変えた。今年の報告書では、同社が掲げた来た2020年目標の内容を改訂し、さらに高い目標を掲げたことを公表した。

 スターバックスは、経営戦略の中にサステナビリティを統合させていることで有名な米国企業。昨年、米国でサステナビリティ社債(使途をサステナビリティ目的に限定する社債)を540億円発行したのに続き、今年3月には日本でも同様の社債を850億円発行したことでも知られている。同社はコーヒー豆の調達で同社の環境・社会基準を設定し、調達オペレーションの改善に取り組んできたが遵守率はすでに99%にまで達した。同じく取り組んできた再生可能エネルギー比率の向上では、グリーン電力証書の購入を進め、2016年に消費電力に対する証書購入率の割合が100%に達した。今後は、グリーン電力証書ではなく、再生可能エネルギー電源そのものの開発を展開していくことを決めた。

 今回発表されている報告書は、「コーヒー豆の調達」については、同社の世界全体についての内容だが、それ以外の項目は主に米国とカナダでのオペレーションを対象としている。

スターバックスの長期サステナビリティ目標

コーヒー豆の調達

テーマ 目標年 目標数 2016年実績
持続可能な豆の調達 2020 100% 99%
農家への木の寄付 2025 1億本 900万本
「Global Farmar Fund」を通じた農家への融資額 2020 5,000万米ドル 2,130万米ドル
農家向けトレーニング実施(新目標) 2020 20万人

店舗の環境改善

テーマ 目標年 目標数 2016年実績
LEED認証取得店舗数 2025 10,000 1,000
同社の環境プログラム修了従業員数 2025 10,000 1,120
飲料カップのリサイクル素材含有率(新目標) 2020 20% 10%
再生可能エネルギープロジェクトへの投資(新目標) 2020

雇用・従業員

テーマ 目標年 目標数 2016年実績
退役軍人や軍人配偶者の雇用数 2025 25,000 7,745
同社の学位取得プログラム修了従業員数 2020 25,000 400
若年社会的弱者の雇用数 2020 100,000 32,096
難民の雇用数(新目標) 2020 10,000

その他

テーマ 目標年 目標数 2016年実績
食品リサイクル率(新目標) 2020 100%
地域社会サービス参加店舗数(新目標) 2020 100%

【参照ページ】How Starbucks Plans to Make an Impact by 2020 and Beyond
【報告書】2016 Global Social Impact Report

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