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【国際】英政府主催グローバル・ワクチン・サミット、官民から1.2兆円の寄付獲得。日米も参加

 英国政府は6月4日、感染症のワクチン開発を促すため「グローバル・ワクチン・サミット」を開催。ビル&メリンダ・ゲイツ財団が設立したワクチン提供支援NGO「GAVIアライアンス」に対し、政府や企業、NGOから総額88億ポンド(約1.2兆円)の寄付が集まった。

 GAVIアライアンスは、発展途上国向けのワクチン提供を実施しているNGOで、世界保健機関(WHO)にも多額の寄付していることで知られる。当初の募金目標金額は74億ポンドだったが、結果をそれを大きく上回った。また別途、発展途上国向けのワクチン普及を促すためのファイナンス制度の新設に向け、5.67億ポンド(約780億円)の寄付も集まった。

 今回の募金は、はしか、ポリオ、ジフテリア等の感染症ワクチンを2025年までに発展途上国の子供3億人に接種するために用いられる。また、新型コロナウイルス・パンデミックに対する医療機関への支援にも拠出する。

 今回のサミットに参加した国は、日本、中国、韓国、米国、カナダ、メキシコ、EU、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ルクセンブルク、スイス、スペイン、ポルトガル、モナコ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイルランド、アイスランド、ギリシャ、トルコ、ロシア、ジョージア、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、インドネシア、ベトナム、ミャンマー、インド、バングラデシュ、パキスタン、ブータン、ネパール、スリランカ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェート、イエメン、アフガニスタン、ヨルダン、エジプト、エチオピア、ソマリア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、ザンビア、モーリタニア、モザンビーク、ガーナ、シエラレオネ、セネガル、リベリア、チャド、カメルーン、ブルキナファソ、リベリア、ニジェール、中央アフリカ、ジンバブエ、南アフリカ、ブラジル、アルゼンチン、パプアニューギニア。

 今回の寄付では、英政府が今後5年間で総額16.5億ポンド拠出。ビル&メリンダ・ゲイツ財団も同じく今後5年間で合計16億米ドルを拠出する。他には、米国が11.6億米ドル、ノルウェー政府が10億米ドル、ドイツが7億ユーロ、カナダが6億カナダドル、サウジアラビアが1.5億米ドル、日本が1億米ドル等。ブータン、ブルキナファソ、カメルーン、フィンランド、ギリシャ、ニュージーランド、ポルトガル等にとっては初のGAVIアライアンスへの資金拠出となった。

 また民間からも合計で7,000万米ドル(約76億円)を超える寄付が集まった。ByteDance(字節躍動)運営のTikTok(抖音)が1,000万米ドル、ロックフェラー財団が500万米ドル、ユニリーバが300万ユーロ、UPS財団が300万米ドル寄付する。また免疫データのデジタル化プログラムでは、ナイジェリア通信大手エアテルが590万米ドル、マスターカードが100万米ドルを寄付。

 GAVIアライアンスは今後、発展途上国のためのワクチン購入に36億米ドルを費やしていく。これは、2016年から2020年までの5年間の2倍に相当し、必要と考えられていた金額よりも40%も上乗せされた形。さらに2025年までに6億米ドルが免疫サービスの提供のために投じられる。目下、新型コロナウイルス感染症への対策コストも嵩むため、今回拠出額が上乗せされた意義は大きい。

 GAVIアライアンスの市場活用型の支援スキームは、薬価低減にも貢献しており、5種混合ワクチン、肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチンの価格が2015年の20.01米ドルから15.90米ドルまで下がった。

 メルク・アンド・カンパニー(MSD)、グラクソ・スミスクライン(GSK)、イノバックス、Serum Institute of India、Walvaxの5社は、今回のサミットの前日、子宮頸がんの病原体ヒトパピローマウイルスワクチン供給を拡大する誓約を発した。今後、少女へのワクチン接種を当初予定の2025年までに5,000万人から、8,400万人まで増えることとなった。

【参照ページ】The Global Vaccine Summit, hosted by the UK, raises US$ 8.8 billion for immunisation
【参照ページ】World leaders make historic commitments to provide equal access to vaccines for all
【参照ページ】Private sector partners strengthen Gavi programmes with more than US$ 70 million in contributions
【参照ページ】HPV vaccine manufacturers commit to provide enough supply to immunise at least 84 million girls in Gavi countries

 英国政府は6月4日、感染症のワクチン開発を促すため「グローバル・ワクチン・サミット」を開催。ビル&メリンダ・ゲイツ財団が設立したワクチン提供支援NGO「GAVIアライアンス」に対し、政府や企業、NGOから総額88億ポンド(約1.2兆円)の寄付が集まった。

 GAVIアライアンスは、発展途上国向けのワクチン提供を実施しているNGOで、世界保健機関(WHO)にも多額の寄付していることで知られる。当初の募金目標金額は74億ポンドだったが、結果をそれを大きく上回った。また別途、発展途上国向けのワクチン普及を促すためのファイナンス制度の新設に向け、5.67億ポンド(約780億円)の寄付も集まった。

 今回の募金は、はしか、ポリオ、ジフテリア等の感染症ワクチンを2025年までに発展途上国の子供3億人に接種するために用いられる。また、新型コロナウイルス・パンデミックに対する医療機関への支援にも拠出する。

 今回のサミットに参加した国は、日本、中国、韓国、米国、カナダ、メキシコ、EU、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ルクセンブルク、スイス、スペイン、ポルトガル、モナコ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイルランド、アイスランド、ギリシャ、トルコ、ロシア、ジョージア、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、インドネシア、ベトナム、ミャンマー、インド、バングラデシュ、パキスタン、ブータン、ネパール、スリランカ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェート、イエメン、アフガニスタン、ヨルダン、エジプト、エチオピア、ソマリア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、ザンビア、モーリタニア、モザンビーク、ガーナ、シエラレオネ、セネガル、リベリア、チャド、カメルーン、ブルキナファソ、リベリア、ニジェール、中央アフリカ、ジンバブエ、南アフリカ、ブラジル、アルゼンチン、パプアニューギニア。

 今回の寄付では、英政府が今後5年間で総額16.5億ポンド拠出。ビル&メリンダ・ゲイツ財団も同じく今後5年間で合計16億米ドルを拠出する。他には、米国が11.6億米ドル、ノルウェー政府が10億米ドル、ドイツが7億ユーロ、カナダが6億カナダドル、サウジアラビアが1.5億米ドル、日本が1億米ドル等。ブータン、ブルキナファソ、カメルーン、フィンランド、ギリシャ、ニュージーランド、ポルトガル等にとっては初のGAVIアライアンスへの資金拠出となった。

 また民間からも合計で7,000万米ドル(約76億円)を超える寄付が集まった。ByteDance(字節躍動)運営のTikTok(抖音)が1,000万米ドル、ロックフェラー財団が500万米ドル、ユニリーバが300万ユーロ、UPS財団が300万米ドル寄付する。また免疫データのデジタル化プログラムでは、ナイジェリア通信大手エアテルが590万米ドル、マスターカードが100万米ドルを寄付。

 GAVIアライアンスは今後、発展途上国のためのワクチン購入に36億米ドルを費やしていく。これは、2016年から2020年までの5年間の2倍に相当し、必要と考えられていた金額よりも40%も上乗せされた形。さらに2025年までに6億米ドルが免疫サービスの提供のために投じられる。目下、新型コロナウイルス感染症への対策コストも嵩むため、今回拠出額が上乗せされた意義は大きい。

 GAVIアライアンスの市場活用型の支援スキームは、薬価低減にも貢献しており、5種混合ワクチン、肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチンの価格が2015年の20.01米ドルから15.90米ドルまで下がった。

 メルク・アンド・カンパニー(MSD)、グラクソ・スミスクライン(GSK)、イノバックス、Serum Institute of India、Walvaxの5社は、今回のサミットの前日、子宮頸がんの病原体ヒトパピローマウイルスワクチン供給を拡大する誓約を発した。今後、少女へのワクチン接種を当初予定の2025年までに5,000万人から、8,400万人まで増えることとなった。

【参照ページ】The Global Vaccine Summit, hosted by the UK, raises US$ 8.8 billion for immunisation
【参照ページ】World leaders make historic commitments to provide equal access to vaccines for all
【参照ページ】Private sector partners strengthen Gavi programmes with more than US$ 70 million in contributions
【参照ページ】HPV vaccine manufacturers commit to provide enough supply to immunise at least 84 million girls in Gavi countries

 英国政府は6月4日、感染症のワクチン開発を促すため「グローバル・ワクチン・サミット」を開催。ビル&メリンダ・ゲイツ財団が設立したワクチン提供支援NGO「GAVIアライアンス」に対し、政府や企業、NGOから総額88億ポンド(約1.2兆円)の寄付が集まった。

 GAVIアライアンスは、発展途上国向けのワクチン提供を実施しているNGOで、世界保健機関(WHO)にも多額の寄付していることで知られる。当初の募金目標金額は74億ポンドだったが、結果をそれを大きく上回った。また別途、発展途上国向けのワクチン普及を促すためのファイナンス制度の新設に向け、5.67億ポンド(約780億円)の寄付も集まった。

 今回の募金は、はしか、ポリオ、ジフテリア等の感染症ワクチンを2025年までに発展途上国の子供3億人に接種するために用いられる。また、新型コロナウイルス・パンデミックに対する医療機関への支援にも拠出する。

 今回のサミットに参加した国は、日本、中国、韓国、米国、カナダ、メキシコ、EU、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ルクセンブルク、スイス、スペイン、ポルトガル、モナコ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイルランド、アイスランド、ギリシャ、トルコ、ロシア、ジョージア、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、インドネシア、ベトナム、ミャンマー、インド、バングラデシュ、パキスタン、ブータン、ネパール、スリランカ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェート、イエメン、アフガニスタン、ヨルダン、エジプト、エチオピア、ソマリア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、ザンビア、モーリタニア、モザンビーク、ガーナ、シエラレオネ、セネガル、リベリア、チャド、カメルーン、ブルキナファソ、リベリア、ニジェール、中央アフリカ、ジンバブエ、南アフリカ、ブラジル、アルゼンチン、パプアニューギニア。

 今回の寄付では、英政府が今後5年間で総額16.5億ポンド拠出。ビル&メリンダ・ゲイツ財団も同じく今後5年間で合計16億米ドルを拠出する。他には、米国が11.6億米ドル、ノルウェー政府が10億米ドル、ドイツが7億ユーロ、カナダが6億カナダドル、サウジアラビアが1.5億米ドル、日本が1億米ドル等。ブータン、ブルキナファソ、カメルーン、フィンランド、ギリシャ、ニュージーランド、ポルトガル等にとっては初のGAVIアライアンスへの資金拠出となった。

 また民間からも合計で7,000万米ドル(約76億円)を超える寄付が集まった。ByteDance(字節躍動)運営のTikTok(抖音)が1,000万米ドル、ロックフェラー財団が500万米ドル、ユニリーバが300万ユーロ、UPS財団が300万米ドル寄付する。また免疫データのデジタル化プログラムでは、ナイジェリア通信大手エアテルが590万米ドル、マスターカードが100万米ドルを寄付。

 GAVIアライアンスは今後、発展途上国のためのワクチン購入に36億米ドルを費やしていく。これは、2016年から2020年までの5年間の2倍に相当し、必要と考えられていた金額よりも40%も上乗せされた形。さらに2025年までに6億米ドルが免疫サービスの提供のために投じられる。目下、新型コロナウイルス感染症への対策コストも嵩むため、今回拠出額が上乗せされた意義は大きい。

 GAVIアライアンスの市場活用型の支援スキームは、薬価低減にも貢献しており、5種混合ワクチン、肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチンの価格が2015年の20.01米ドルから15.90米ドルまで下がった。

 メルク・アンド・カンパニー(MSD)、グラクソ・スミスクライン(GSK)、イノバックス、Serum Institute of India、Walvaxの5社は、今回のサミットの前日、子宮頸がんの病原体ヒトパピローマウイルスワクチン供給を拡大する誓約を発した。今後、少女へのワクチン接種を当初予定の2025年までに5,000万人から、8,400万人まで増えることとなった。

【参照ページ】The Global Vaccine Summit, hosted by the UK, raises US$ 8.8 billion for immunisation
【参照ページ】World leaders make historic commitments to provide equal access to vaccines for all
【参照ページ】Private sector partners strengthen Gavi programmes with more than US$ 70 million in contributions
【参照ページ】HPV vaccine manufacturers commit to provide enough supply to immunise at least 84 million girls in Gavi countries

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 英国政府は6月4日、感染症のワクチン開発を促すため「グローバル・ワクチン・サミット」を開催。ビル&メリンダ・ゲイツ財団が設立したワクチン提供支援NGO「GAVIアライアンス」に対し、政府や企業、NGOから総額88億ポンド(約1.2兆円)の寄付が集まった。

 GAVIアライアンスは、発展途上国向けのワクチン提供を実施しているNGOで、世界保健機関(WHO)にも多額の寄付していることで知られる。当初の募金目標金額は74億ポンドだったが、結果をそれを大きく上回った。また別途、発展途上国向けのワクチン普及を促すためのファイナンス制度の新設に向け、5.67億ポンド(約780億円)の寄付も集まった。

 今回の募金は、はしか、ポリオ、ジフテリア等の感染症ワクチンを2025年までに発展途上国の子供3億人に接種するために用いられる。また、新型コロナウイルス・パンデミックに対する医療機関への支援にも拠出する。

 今回のサミットに参加した国は、日本、中国、韓国、米国、カナダ、メキシコ、EU、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ルクセンブルク、スイス、スペイン、ポルトガル、モナコ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイルランド、アイスランド、ギリシャ、トルコ、ロシア、ジョージア、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、インドネシア、ベトナム、ミャンマー、インド、バングラデシュ、パキスタン、ブータン、ネパール、スリランカ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェート、イエメン、アフガニスタン、ヨルダン、エジプト、エチオピア、ソマリア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、ザンビア、モーリタニア、モザンビーク、ガーナ、シエラレオネ、セネガル、リベリア、チャド、カメルーン、ブルキナファソ、リベリア、ニジェール、中央アフリカ、ジンバブエ、南アフリカ、ブラジル、アルゼンチン、パプアニューギニア。

 今回の寄付では、英政府が今後5年間で総額16.5億ポンド拠出。ビル&メリンダ・ゲイツ財団も同じく今後5年間で合計16億米ドルを拠出する。他には、米国が11.6億米ドル、ノルウェー政府が10億米ドル、ドイツが7億ユーロ、カナダが6億カナダドル、サウジアラビアが1.5億米ドル、日本が1億米ドル等。ブータン、ブルキナファソ、カメルーン、フィンランド、ギリシャ、ニュージーランド、ポルトガル等にとっては初のGAVIアライアンスへの資金拠出となった。

 また民間からも合計で7,000万米ドル(約76億円)を超える寄付が集まった。ByteDance(字節躍動)運営のTikTok(抖音)が1,000万米ドル、ロックフェラー財団が500万米ドル、ユニリーバが300万ユーロ、UPS財団が300万米ドル寄付する。また免疫データのデジタル化プログラムでは、ナイジェリア通信大手エアテルが590万米ドル、マスターカードが100万米ドルを寄付。

 GAVIアライアンスは今後、発展途上国のためのワクチン購入に36億米ドルを費やしていく。これは、2016年から2020年までの5年間の2倍に相当し、必要と考えられていた金額よりも40%も上乗せされた形。さらに2025年までに6億米ドルが免疫サービスの提供のために投じられる。目下、新型コロナウイルス感染症への対策コストも嵩むため、今回拠出額が上乗せされた意義は大きい。

 GAVIアライアンスの市場活用型の支援スキームは、薬価低減にも貢献しており、5種混合ワクチン、肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチンの価格が2015年の20.01米ドルから15.90米ドルまで下がった。

 メルク・アンド・カンパニー(MSD)、グラクソ・スミスクライン(GSK)、イノバックス、Serum Institute of India、Walvaxの5社は、今回のサミットの前日、子宮頸がんの病原体ヒトパピローマウイルスワクチン供給を拡大する誓約を発した。今後、少女へのワクチン接種を当初予定の2025年までに5,000万人から、8,400万人まで増えることとなった。

【参照ページ】The Global Vaccine Summit, hosted by the UK, raises US$ 8.8 billion for immunisation
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