【アメリカ】SASB、業界諮問委員会87人選任。米国外からも多数。日本企業はエーザイのみ

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 米SASB(米国サステナビリティ会計基準審議会)は10月24日、SASBスタンダードの今後の運用について助言を与える諮問委員会「Standards Advisory Group(SAG)」の委員87人を発表した。米国以外からも幅広い業界の関係者を招聘した。委員の多数は、グローバル企業のIR、サステナビリティ、リスクマネジメント部門、機関投資家、NGO等の関係者。  同諮問委員会は、「消費財」「金融」「資源採掘・加工」「食品・飲料」「ヘルスケア」「化学」「インフラ」「サービス」「技術・通信」「再生資源・代替エネルギー」「輸送」の11業界について、各々委員を選任した。  「消費財」では、NIKE、ユニリーバ、ロレアル、GAP、コルゲート・パーモリーブ、eBayの他、アリババ・グループも選ばれた。「金融」では、ウェルズ・ファーゴ、ブラックロック、バンク・オブ・アメリカ、ニューバーガー・バーマンの他、UBSグループ、チューリッヒ保険、HSBC、カナダロイヤル銀行も選ばれた。「食品・飲料」では、ペプシコ、ケロッグ、ダノン、フィリップモリスインターナショナル、ゼネラル・ミルズ、UBSアセットマネジメント、FAIRR等が選ばれた。  日本人及び日本企業では、唯一「ヘルスケア」にエーザイが入ったのみ。 【機関サイト】Standards Advisory Group

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【アメリカ】SASB、SASBスタンダード全79業界の初版原案を公表。90日間パブコメ受付

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 SASB(米国サステナビリティ会計基準審議会)は10月2日、現在最終制定段階にあるSASBスタンダードの初版原案を公表した。12月31日まで90日間パブリックコメントを受け付ける。SASBはすでに暫定版を公開しているが、今回制定のものが正式なものとなる。初版は2018年第1四半期に発行される予定。  SASBの最大の特徴は、GRIスタンダードではマテリアリティ特定は情報開示企業の責務となっているが、SASBは業界共通のマテリアリティを株主視点で事前に固めてしまう点にある。そのため、SASBはスタンダード制定過程で、事業会社と投資家がチームとなり、全79業界のマテリアリティを特定してしまっている。今回制定作業中の初版は、暫定版で固めた内容をさらにブラッシュアップさせたものとなる。  SASBは、公的機関ではなく米国のNGO。だが、SASBスタンダードが定める開示項目を、米国の法定開示項目にすることを最大のミッションとして掲げており、すでにSEC(米証券取引委員会)とのコミュニケーションを行っている。SECが最終的にSASBスタンダードを採用するかは未知数だが、もしSASBの狙い通りとなれば、上場企業と大企業が報告を法的に義務付けられているForm 10-K(年次報告書)と、米国に上場している海外企業の法的報告書であるForm 20-F(海外企業の年次報告書)の中で、SASBスタンダードに基づく非財務情報の開示が義務付けられることになる。 SASBスタンダードの業界区分 ヘルスケア バイオテクノロジー 医薬品 医療機器等 ヘルスケアデリバリー ヘルスケアディストリビューション 管理ケア 金融 商業銀行 投資銀行・ブローカー 運用会社・カストディアン 消費者金融 住宅ローン金融 証券取引所・商品取引所 保険 テクノロジー・コミュニケーション 電気工業・ODM ソフトウェア・ITサービス ハードウェア 半導体 通信 インターネットメディア・サービス 非再生可能資源 石油・ガス(採掘・生産) 石油・ガス(中流) 石油・ガス(精製・マーケティング) 石油・ガス(サービス) 石炭 鉄・鉄鋼 非鉄金属・採掘 建設資材 輸送 自動車 自動車部品 レンタカー・カーリース 飛行機 航空輸送・物流 海運 鉄道輸送 道路輸送 サービス 教育 専門サービス ホテル・ロッジ カジノ・ゲーム レストラン レジャー施設 クルーズ客船 広告・マーケティング メディア ケーブル・衛星 資源加工 化学 宇宙・防衛 電気・電子製品 産業装置・工業部品 梱包・包装 消費財1 農作物 肉類・乳製品 加工食品 非アルコール飲料 アルコール飲料 たばこ 家庭用品・一般消費財 消費財2 量販店・専門店 食品小売・流通 ドラッグストア・コンビニエンスストア Eコマース アパレル アクセサリー・靴 建材・家具 家電製造 おもちゃ・スポーツ用品 再生可能資源 バイオ燃料 太陽光エネルギー 風力エネルギー 燃料電池・工業用バッテリー 林業 紙・パルプ インフラストラクチャー 電力 ガス 水 廃棄物管理 建設サービス 住宅 不動産オーナー・開発・投資信託 不動産サービス 【参照ページ】The SASB Publishes Exposure Draft Standards for Comment 【参考】【レポーティング】SASB(米国サステナビリティ会計基準審議会)を徹底解説(2014年10月5日)

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【アメリカ】SASB、SASBスタンダード初版作成に向けた最終修正検討案件248を公表

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 SASB(米国サステナビリティ会計基準審議会)は7月28日、現在最終制定段階にあるSASBスタンダードについて、パブリックコメントの募集結果を踏まえた修正アジェンダを発表した。今後、11ある各セクター委員会で最終化作業を開始する。SASBは、すでに暫定版のSASBスタンダードを発表しているが、完成版となるSASBスタンダード初版の発行を2018年の第1四半期に予定している。  今年3月31日までに寄せられた修正要望は全部で248。内訳は、トピックレベルの修正65、指標レベルの修正151、その他修正32。SASBは、業種ごとにスタンダード策定委員会を11設けているが、修正要望はその11全てについて寄せられており、全てのセクター委員会で最終化作業が行われる。  今後検討していく248項目の内容は、発表された文書「2017 Technical Agenda」の中に記載されている。最終化された初版原案は今年9月に公表され、90日間のパブリックコメント期間を設ける。 【参照ページ】Codification Process and Documents 【アジェンダ】SASB 2017 Technical Agenda  

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