【アメリカ】コカ・コーラ、アフリカの持続可能な成長に向けて50億ドルを追加援助

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米コカ・コーラ社とそのパートナーであるアフリカのボトラー各社は8月5日、ワシントンD.C.で開催されたU.S.-Africa Leaders Summitにおいて、2010年から2020年にかけて行っているアフリカ地域への資金援助額を50億ドル追加し、総額170億ドルまで増やすと発表した。 同社らはこの追加資金で新しい製造ラインや冷却・配送設備、新商品の開発などに取り組み、アフリカのサプライチェーンにおける雇用機会の拡大や、水資源への安全なアクセス、サステナブル調達、女性の社会的地位の向上、地域社会の健全性、経営効率の改善を目指す。 コカ・コーラ社の会長兼最高経営責任者(CEO)を努めるMuhtar Kent氏は「1928年以来、アフリカの経済と社会の基盤を支えてきた当社は、このダイナミックで、成長し続ける、活気に溢れた大陸の、前途有望な潜在力を目の当たりにしてきた。当社のビジネスの強みとサステナビリティは、アフリカの地域社会の強みとサステナビリティと直結している」と述べる。 同社はさらに、New Alliance for Food Security and Nutrition(食料安全保障及び栄養のためのニュー・アライアンス)およびGrow Africaとパートナーシップを組み、同社製品に一貫して地元産の原材料を使用し、持続可能な調達方法を確保することを目的としたイニシアチブ、Source Africaの立ち上げに署名した。同イニシアチブでは当初、ケニアにてマンゴーと紅茶の栽培、ナイジェリアにてシトラス、マンゴー、パイナップルの栽培、マラウイにてマンゴーの栽培に取り組み、将来的にはエチオピア、セネガル、タンザニア、モザンビークまで活動を広げていく予定だ。 Kent氏はアフリカへの援助を増やす意義について、「アフリカには未開発、未活用のままの潜在的な供給能力があり、地元産の原材料をもっと調達できると信じている。このアフリカの潜在能力を活用すれば、我々のビジネスとアフリカ経済の成長を促進するだけでなく、当社のサプライチェーンの費用対効果が高まり、拡大するアフリカ市場への、さらにはアフリカ外の市場への原材料供給量を増加させることも可能だ」と付け加える。 また、同氏はU.S.-Africa Leaders Summitの中で、HIV/AIDS撲滅活動を支援するために立ち上げたコカ・コーラ・アフリカ基金(The Coca-Cola Africa Foundation、以下TCCAF)のプロジェクト、Replenish Africa Initiative(RAIN)の延長を決めたと発表した。2020年までに総計600万人の人々に安全な水へのアクセスと公衆衛生プログラムを提供する予定だ。同プロジェクトではさらに、25万人の女性と若者に対する自立支援、数千のコミュニティ、学校、医療センターにおける保健衛生プロモーション活動、185億リットルの水資源を自然およびコミュニティに還元する活動にも取り組んでいる。 コカ・コーラ社および同基金はその他にもアフリカにおける地域社会の健康改善と女性の経済力向上にフォーカスした活動にコミットしており、下記のような活動を展開している。 Project Last Mile(ラストマイル・プロジェクト):2014年6月、コカ・コーラ社および同社の基金、さらに官民共同パートナーシップは、支援金を2,100万ドル増額し、今後5年間で新たに8ヶ国に対して医薬品・医療用品を供給すると発表した。 5by20:コカ・コーラ社は同プロジェクトを通し、これまでにアフリカ18ヶ国において37万人の女性企業家を支援してきた。2010年の開始以来、グローバルでは55万人を超える女性企業家を支援しており、2020年までに500万人の支援を目指している。 EKOCENTER:2014年、コカ・コーラ社はアフリカ、アジア、北米の6ヶ国において女性企業家による持続可能なコミュニティマーケットの実現に取り組む活動を開始した。 コカ・コーラ社のアフリカにおける売上比率は年々上昇しており、同社のアフリカにおけるサステナビリティ活動はアフリカ経済だけではなく同社の今後の成長にとっても必要不可欠なものとなっている。Kent氏が語る通り、サステナビリティ活動を通じてアフリカが持っているポテンシャルを最大限に引き出すことが、将来の市場拡大と競争優位につながる。 【企業サイト】The Coca-Cola Company 【参考サイト】2014 U.S.-Africa Leaders Summit 【基金サイト】The Coca-Cola Africa Foundation (※写真提供:meunierd / Shutterstock.com)

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【アフリカ】コカ・コーラ、アフリカで医薬品を供給する「ラストマイル・プロジェクト」を10ヶ国へ拡大

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米コカ・コーラ社は6月23日、USAID(United States Agency for International Development:米国国際開発庁)、世界エイズ・結核・マラリア対策基金、そしてBill & Melinda Gates Foundation(ビル&メリンダ財団)と共に、医療インフラが整っていない地域に住む人々に対して、自社の物流やサプライチェーンを活用して医薬品や医療用品を届ける「ラストマイル・プロジェクト」の適用範囲を、今後5年間でアフリカ10ヶ国まで広げると発表した。 「ラストマイル・プロジェクト」は官民協働によるPPP(Public Private Partnership:官民パートナーシップ)として現在タンザニアとガーナで展開されており、コカ・コーラ社が自社の物流・サプライチェーン・流通・マーケティングノウハウを活かしてアフリカ政府と協働することで、アフリカの僻地に暮らしており、もっとも医療サービスを必要としている人々「ラストマイル」まで、命を救う医薬品・医療用品を届ける取り組みを行っている。 今回の発表によればUSAIDからの強力な支援に加え、協力パートナーからの2,100万ドル以上の投資が予定されているとのことだ。「ラストマイル・プロジェクト」は次の実施予定地域としてモザンビークを挙げており、他の7カ国でも交渉が進められている。 米コカ・コーラ社CEOを務める Muhtar Kent氏は「アフリカは85年以上の長期に渡り、我々のビジネスにおいて重要な部分を担ってきた。我々はアフリカの人々がより健康で活動的な暮らしができるように支援することをコミットしている。ラストマイル・プロジェクトは現在のところ大きな成功を収めており、今後もパートナーと共により多くのコミュニティ、国々に支援を広げていきたい」と語った。 また、タンザニアの医薬品供給庁長官を務めるCosmas Mwaifwani氏は「ラストマイル・プロジェクトによって我々はよりプロフェッショナルな事業を実行できるようになり、医薬品に関わる計画、流通そしてマネジメントの改善につながった。このプロジェクトのおかげで、タンザニア全域において、重要な医薬品を安定的に供給することが可能になった」と述べた。 なお、「ラストマイル・プロジェクト」を持続可能なプロジェクトにするために、Yale’s Global Health Leadership Institute(イェール・グローバル・ヘルス・リーダーシップ研究所、ADP(Accenture Development Partnerships:アクセンチュア開発パートナーシップ)、GETF(Global Environment & Technology Foundation:地球環境技術財団)もそれぞれ独自の専門ノウハウを提供している。 コカ・コーラ社はボトラーやサプライヤーも含め、アフリカでは最大規模の従業員を抱える企業だ。多くの従業員の生活を支える企業として事業慣行や労働慣行に対する社会的責任を果たす必要性はもちろん高いが、それと同時にアフリカは同社にとって今後最大の成長が見込まれるマーケットでもあり、年々同地域の売上比率も上がってきている。 将来の成長性を見越して早くからアフリカ地域に暮らす人々の生活向上を支援し、結果としてコカ・コーラのブランドを揺るぎないものにするという同社の取り組みは優れたコミュニティ投資の事例の一つだ。また、自社の物流ノウハウやサプライチェーンを活用して医薬品を届けるという、自社の強みを活用したプロジェクトを展開している点も参考になる。 この「ラストマイル・プロジェクト」を支援している世界エイズ・結核・マラリア対策基金では同社の取り組みをビデオで紹介しているので、興味がある方はぜひ見て頂きたい。 【インフォグラフィック】Project Last Mile 【企業サイト】The Coca-Cola Company 【参考サイト】USAID/The Global Fund/Bill & Melinda Gates Foundation (写真提供:meunierd / Shutterstock.com)

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