最新ニュース 【アメリカ】FRB、金融安定報告書を公表。気候変動を初めてリスク認識。資産価値暴落を警鐘 米連邦準備制度理事会(FRB)は11月9日、半年に1回の金融安定報告書を公表。同報告書に列挙するリスクとして初めて気候変動に言及した。気候変動は、不動産や株式等で資産価値の暴落を引き起こし得ると警鐘。メディア各社の注目を集...
最新ニュース 【EU】グリーンピース・ヨーロッパ、ECB量的緩和政策と気候変動対策の不整合を指摘。購入社債限定を提案 国際環境NGOグリーンピースの欧州支部グリンピース・ヨーロッパは10月20日、欧州中央銀行(ECB)の量的金融緩和政策の気候変動対策との整合性について分析した報告書「Decarbonising Is Easy: Beyond Market Neutrality in the ECB’...
最新ニュース 【EU】欧州中央銀行、サステナビリティ・リンク・ボンドを量的緩和政策としての資産買入対象に 欧州中央銀行(ECB)は9月22日、量的緩和政策として実施されているパンデミック緊急資産購入プログラム(PEPP)や資産購入プログラム(APP)において、一定の条件を満たすサステナビリティ・リンク・ボンドも担保適格とすることを決...
最新ニュース 【ブラジル】ブラジル中央銀行とCBI、サステナブルファイナンス推進で覚書。タクソノミーも検討 ブラジル中央銀行と気候債券イニシアチブ(CBI)は9月14日、ブラジル金融セクターでのサステナブルファイナンス推進や社会・環境及び気候変動リスクの統合を目的とする覚書を締結したと発表した。 今回のパートナーシップでは、両...
最新ニュース 【インド】インド準備銀行、気候変動による農業収量悪化を危惧。アニュアルレポートで開示 インドの中央銀行であるインド準備銀行は8月25日、2020年度のアニュアルレポートを発行。その中で、気候変動によるインド国内での気温上昇により、農業収量が低下してきていることへの危惧を明らかにした。インドでも中央銀行が気候...
最新ニュース 【フランス】中央銀行、デジタル通貨決済の実証実験で8社選定。成果はEU全体で共有 フランス銀行は7月20日、同行の中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)の実証実験の対象として金融機関8社を選定したと発表した。数カ月間、実証実験を行う。 今回選定された8社は、
最新ニュース 【EU】ECB、EUタクソノミーに「ブラウン・タクソノミー」設定を要請。リスクマネジメント不十分 欧州中央銀行(ECB)は6月8日、サステナブルファイナンス戦略の改正と非財務情報開示指令(NFRD)改正に関し、欧州委員会が実施しているパブリックコメントへの回答内容を公表した。EUタクソノミーに関し、制定されたEUタクソノミー...
最新ニュース 【フィリピン】中央銀行、全銀行に環境・社会リスクマネジメント導入義務化。特に気候変動 フィリピン中央銀行は4月29日、同国の全銀行に対し、サステナビリティ原則を策定し、環境・社会リスクマネジメント・システム(ESRMS)の導入を義務化した。環境・社会リスクが金融システムの不安定化につながると指摘した。 今回...
最新ニュース 【ヨーロッパ】ECBと英銀、新型コロナで市中銀行への優遇融資と資産買入プログラム増額を発表 欧州中央銀行(ECB)理事会は4月7日、新型コロナウイルス・パンデミック不況に対処するための金融政策として、金融機関に対する中央銀行からの借入れ基準や規制基準を緩和した。発表された金融政策は3つの柱で構成する。 まず、EC...
最新ニュース 【アメリカ】FRB、250兆円金融政策。資産買入80兆円増。新・中小企業向け融資65兆円。新型コロナ 米連邦準備制度理事会(FRB)は4月9日、2.3兆米ドル(約250兆円)の金融政策プログラムを4月7日に決定したことを公表した。4つのプログラムで構成し、そのうち2つは既発表のもの。新型コロナウイルス・パンデミック不況で、企業と金...
最新ニュース 【イギリス】英中銀PRA、気候変動ストレステスト準備を前倒し。新型コロナでIFRS9の取扱にも配慮 英金融規制当局のイングランド銀行の健全性監督機構(PRA)は3月20日、新型コロナウイルス・パンデミックで経営的な負荷を抱える規制金融機関に配慮し、業務負荷軽減策を複数発表した。金融機関に対し、取引先の資金需要に応え、信...
最新ニュース 【国際】BIS、気候変動金融危機リスクを「グリーン・スワン」と呼称。中銀の抜本的な認識変化必要 国際決済銀行(BIS)は1月20日、気候変動による金融危機に備えた政策展開の必要性を提唱するレポート「Green Swan」を発表した。金融業界では、起こる可能性が限りなく小さいが起きたときに壊滅的な損害を与える事象のことを「ブラ...
最新ニュース 【マレーシア】中央銀行、気候変動ファイナンス・タクソノミー案発表。高効率火力発電は盛り込まれず マレーシア国立銀行(BNM)は12月27日、金融機関が気候変動対策に資する分野を特定するためのタクソノミー・ガイダンス案を発表した。3月31日までパブリックコメントを募集する。 今回のガイダンスは、気候変動対策を進めるための...
最新ニュース 【イギリス】イングランド銀行、気候変動ストレステスト概要案発表。2021年から2年毎にシナリオ分析実施 英金融規制当局のイングランド銀行の健全性監督機構(PRA)と金融政策委員会(FPC)は12月18日、金融機関に対する気候変動ストレステストの実施案を発表した。2020年3月18日までパブリックコメントを募集する。イングランド銀行は6...
最新ニュース 【デンマーク】中央銀行、マクロ金融システムの気候変動リスク分析。銀行ローンが大きなリスク デンマーク中央銀行のデンマーク国立銀行は12月2日、国内において気候変動がマクロ経済や金融安定性にとってのリスクになるとの考えをまとめたレポートを発表した。銀行と機関投資家の双方のポートフォリオを分析し、金融危機リスク...
最新ニュース 【日本】日本銀行、金融当局気候変動ネットワークNGFS加盟。黒田総裁が気候関連リスクに言及 日本銀行の黒田東彦総裁は11月28日、パリ・ユーロプラス主催フィナンシャル・フォーラムの場で、気候変動に関する金融リスクを検討するための中央銀行・金融当局団体「NGFS(Network for Greening the Financial System)」に加盟し...
最新ニュース 【スイス】中銀、自行ポートフォリオでの気候変動ダイベストメント実施を否定。市場中立性に懸念 スイス中央銀行のスイス国立銀行(SNB)は11月15日、環境や人権に対する明らかな侵害がある場合や、特定の武器を取り扱うような株式や債券への投資は禁止しているものの、気候変動によるスイス経済への脅威は限定的とし、スウェーデ...
最新ニュース 【シンガポール】通貨監督庁、2200億円規模のグリーン投資プログラム創設。運用会社を選定し、市場育成 シンガポール通貨監督庁(MAS)は11月11日、20億米ドル(約2,200億円)規模のグリーンファイナンス・プログラム「グリーン投資プログラム(GIP)」を発表した。MASは、シンガポールで中央銀行と金融監督当局を兼ねる機関。MASも加わ...
最新ニュース 【アメリカ】サンフランシスコ連銀、気候変動適応関連論文集発行。コミュニティ開発、洪水、教育、保険、防災等 米サンフランシスコ連邦準備銀行(FRBSF)は10月17日、同行が定期的に発行している機関紙「Community Development Innovation Review」の中で、気候変動リスクを取り上げ、低所得者層と中所得者層のリスクを軽減するため、気候変動...
最新ニュース 【国際】中銀・金融当局連合NGFS、中央銀行のESG投資ガイダンス発行。気候変動は金融リスクの発生源 気候変動に関する金融リスクを検討するための中央銀行・金融当局ネットワーク「気候変動リスクに係る金融当局ネットワーク(Network for Greening the Financial System;NGFS)」は10月17日、中央銀行自身が保有する投資ポートフォ...