【国際】北極圏の海氷域面積、縮小速度が過去二千年間で最大。今世紀中には夏に氷ゼロを迎える可能性
米海洋大気庁(NOAA)は12月12日、2017年版の北極レポート(Arctic Report Card)を発表した。古気候学に基づく調査によると、北極圏の海氷域面積は少なくとも過去1500年で最大の速度で縮小していることが明らかとなった。 調査チームは、過去約1500年の海氷域面積の変化を知るため、堆積物、氷床コア、木の年輪、貝の化石などの気候プロキシ・データを分析。それによると、過去1450年の間に海氷域面積は幾度も拡大と縮小 [...]