中国食品土畜進出口商会(CFNA)と持続可能なパーム油に関する円卓会議(RSPO)は7月25日、中国の昆明で「2023年中国持続可能なパーム油フォーラム」を開催。政府、業界団体、関連企業、認証機関、NGO等から100名以上が参加した。
同フォーラムでは、バリューチェーン全体での持続可能なパーム油開発を促進するための政策や動向について議論。パーム油サプライチェーンにおける責任共有の必要性についても言及があった。
現在、中国のRSPO会員数は323。中国におけるサプライチェーン認証モデルは、マスバランス(約62%)が主流。次いでRSPOクレジット(約25%)、セグリゲーション(約10%)、アイデンティティ・プリザーブド(約3%)の順。
同フォーラムの第2部では、中国の持続可能なパーム油のケーススタディについても発表があり、中国におけるRSPOサプライチェーン加盟数が大幅に増加したことで、世界全体のサプライチェーンの変革に寄与していることが示された。
中国はパーム油の一大消費国。5月18日か21日まで中国の重慶で開催された第5回中国西部国際投資貿易博覧会(WCIFIT)には、マレーシア・パーム油委員会(MPOB)も登壇し、パーム油産業におけるマレーシアと中国の貿易協力拡大の可能性を強調している。2022年のマレーシアから中国へのパーム油製品輸出量は、314万1,000t。金額換算では約23億1,000万人民元(約460億円)だった。
【参照ページ】CHINA STRENGTHENS SHARED VISION FOR A SUSTAINABLE PALM OIL INDUSTRY
【参照ページ】Malaysian Palm Oil Industry Seeks More Trade Collaboration with China at WCIFIT
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