IFRS財団の国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は6月26日、サステナビリティ開示基準の「一般サステナビリティ開示事項(S1)」と「気候関連開示事項(S2)」の初版を公式発行した。
ISSBは2月、内容で最終合意し、最終的な文言微修正の段階に入っていた。審議会委員の最終チェック段階「Ballot」を経て、今回最終決定した。
【参考】【国際】ISSB、一般サステナビリティ開示事項S1と気候関連開示事項S2を最終合意。最終発行は第2四半期(2023年2月18日)
これを受け、持続可能な発展を目指すグローバル企業団体WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)は同日、国際サステナビリティ審議会委員会(ISSB)のサステナビリティ開示基準の実装を支援する「サステナビリティ開示基準のための作成者フォーラム」の設立を発表。WBCSD内のイニシアチブ「Redefining Value」が同フォーラムを運営し、ISSBと連携しWBCSD加盟企業への支援を行う。
同フォーラムでは、ISSBのサステナビリティ開示基準を実施しつつ、他の主要な情報開示基準や規制との整合性を最大化するため、必要なガバナンス、管理、システム、プロセスの特定と策定を進める。WBCSDは今後、ISSBのサステナビリティ開示基準と、EUの法定報告基準としてEFRAGが策定している欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)を比較分析したガイダンスも発行する予定。
【参照ページ】WBCSD welcomes ISSB Standards and launches a Preparer Forum for Sustainability Disclosure
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