国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)は4月30日、今後数年間で両者が協働すべき分野に関するパブリックコメントの募集を開始した。5月12日まで意見を募る。
FAOは現在、2022年から2031年までの10年間の戦略を定める「戦略フレームワーク」の策定を進め、2021年の年次総会に起案する段取りを進めている。特に、国連持続可能な開発目標(SDGs)を含む2030年アジェンダの達成を支援するための効率的でインクルーシブでレジリエントで持続可能な農業・食料システムへの転換を掲げる予定。
同様にWFPも、2022年から2026年までに「戦略計画」を策定しており、WFPの支援能力や、SDGsにおける役割の透明性向上を図ろうとしている。
今回のパブリックコメント募集では、特に5つのテーマについて意見を募っている。5つのテーマは、具体的に「新型コロナウイルス・パンデミックのSDGsにおけるインパクト」「気候と環境」「ジェンダー平等」「データとイノベーションの強化」「誰一人取り残さないインクルージョンとエクイティ」。
またFAOは4月20日、欧州宇宙機関(ESA)とのパートナーシップも発表した。人工衛星観測システムを活用した農業・食料システムのモニタリングの分野で、人工衛星システムが効果を発揮できる分野や、実現のための要件及び課題を共同で分析する。
【参照ページ】FAO and WFP launch global consultation to help alleviate hunger and transform agri-food systems
【参照ページ】FAO and the European Space Agency unite to support countries in achieving the SDGs
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら