食品・消費財業界のサステナビリティ向上ネットワーク「サステナビリティ・コンソーシアム(TSC)」は1月6日、動物飼料のサステナビリティ確保に向けたオンライン・ガイダンスを発表した。動物飼料生産が、大気、土地、水、生物多様性に与える環境悪影響に対処するための実務的アドバイスを行った。
TSCは、ウォルマートが主導し2009年に発足。現在、アマゾン、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、クローガー、エクソンモービル、バイエル、ヘンケル、マークス&スペンサー、ユニリーバ、ペプシコ、スプラウト、マース、P&G、花王、コルゲート・パーモリーブ、クロロックス、コルテバ、シンジェンタ、テトラパック、キャンベルスープ等の企業や、アリゾナ州立大学(ASU)、コーネル大学、CDP、世界自然保護基金(WWF)、コンサーベーション・インターナショナル(CI)、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)、世界資源研究所(WRI)、Sustainable Apparel Coalition(SAC)、World Benchmarking Alliance(WBA)等が参加している。
今回策定のガイダンスは、BASF、シンジェンタ、TNC、Field to Market、Greenfield Solutions、National Pork Board、Pipestone Systems、American Feed Industry Association、Sustainable Food Lab等と協議し、TSCがまとめたもの。動物性たんぱく質の需要が拡大する中、動物飼料生産が引き起こしている環境破壊を防ぐことを狙いとしている。飼料生産は、動物性たんぱく質からの二酸化炭素排出量の70%を占める。
オンライン・ガイダンスは、飼料サステナビリティで活動している団体、各団体や企業が発表しているツール類、関連報告書やケーススタディの紹介、研究の紹介、先進企業のイニシアチブの5つを盛り込んだ。今後も定期的に更新していく。
【参照ページ】New Resource Guide Released on Sustainable Animal Feed, Helps Companies Navigate Environmental Impacts of Rising Demand for Animal Protein
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