伊藤忠商事は6月24日、eVTOL型ドローン「W198」で北海道・内浦湾を横断し、医療機器を輸送する実証を行ったと発表した。ドローンによる内浦湾の横断は国内初。
日本では、2022年12月の改正航空法でレベル4(有人地帯における目視外飛行)が解禁され、ドローンの活用領域が大きく拡大している。また医療機器では、輸送にあたって緊急性と定時性が求められる一方、その物流を担うインフラ及び輸送人員の維持、並びに離島・山間・ BCP対応での安定供給が課題となっている。
同社は今回、竹山、ドローン大学校、AIR WINGSとともに共同実証を実施。VTOL型ドローン「W198」で、竹山が提供する急性期脳梗塞血栓回収に用いる医療機器等を輸送した。陸路だと2時間以上かかる室蘭市潮見公園(イタンキ浜)から茅部郡森町(森漁業協同組合)までの距離を、空路で内浦湾を横断することで、最短約28分での輸送を実現した。
伊藤忠商事は2023年5月、墨東病院とANAホールディングスとの協働で、国内初の血液製剤ドローン輸送の実証プロジェクトを実施済み。
【参考】【日本】伊藤忠商事、血液製剤ドローン輸送プロジェクト国内初実施。eVTOL型ドローン採用(2023年6月3日)
【参照ページ】最新eVTOL型ドローンを用いた医療機器輸送に関する実証実験を実施
【画像】伊藤忠商事
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